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2012/03/05

里親 言えない「助けて」 全国で暴行、虐待事件 乏しいサポート 孤立化も

 社会的養護にかかわるニュースをクリップ。

里親 言えない「助けて」 全国で暴行、虐待事件 乏しいサポート 孤立化も(西日本新聞)

●国は委託推進 「地域で育てる機運を」
 児童虐待や経済的理由などで親のもとで暮らせない子どもたちの受け皿として、国は里親への委託強化を打ち出したが、その里親による虐待が起きている。「家庭的環境で愛情を注ごう」と里親になったはずなのに、なぜ悲劇が防げないのか。大分県では16日、里親が門限に遅れた17歳の里子の胸ぐらをつかむなどした暴行容疑で書類送検された。誕生直後から親子関係を築けていない里子を育てる難しさや、養育に行き詰まっても周囲にSOSを発することへのためらい…。行政だけでなく地域社会にも、里親を孤立させない役割が迫られていると言えないだろうか。
 「世間には、里親なんだからできるだろうと、特別視する里親神話がある。『助けて』が言いにくいんです」
 「里親家庭の虐待を考える」と題し、都内で市民団体「杉並事件を考える会」が19日に開いたシンポジウム。パネル討議で登壇した里親歴26年の坂本洋子さん(東京)の言葉に、会場に集まった約230人の児童福祉関係者たちはうなずいた。
 「駄目な里親」と判断されれば、委託されている里子を引き揚げられるのではないか-。そんな悩みから周囲に相談せず、我慢を重ね、最終的に虐待という形で爆発させる例もあるという。
 厚生労働省によると、全国の児童相談所が里親による虐待を認めた事案は年間10件弱。2010年度には(1)25歳男性と交際していることや帰宅が遅い女性の里子に対し、たたいたり髪を引っ張ったりした(2)親族里親である伯父が、宿題をせずに言うことをきかない里子の顔などを数回殴った-などの例があった。
 里親が孤立し悩みを抱え込むのを防ぐために、どうすればいいのか。坂本さんは「ベテランの経験」を生かすべきだと主張する。「今後、里親が増えていく中で生じる経験差を埋めるためにも、行政にはもっとベテランを活用してほしい」…

 地域の育てるというが、そのコーディネートをふくめ、核となるのが児童相談所だ。だけど、その児相が深刻な事態になっている。

「児相元職員 処分寛大に」 児童入所違法手続き 福岡地裁で初公判 同僚ら嘆願書提出 (西日本新聞)

○1人で担当160件 検察も「多忙」言及
 保護した子どもの児童養護施設への入所に関する公文書を偽造したなどとして有印公文書偽造・同行使の罪に問われた福岡市こども総合相談センター(児童相談所)元職員の男性被告(60)の初公判が29日、福岡地裁(高原正良裁判長)であり、被告が勤務していた同センターが福岡地検に所長名で寛大な処分を求める異例の嘆願書を提出していたことが分かった。公判では、事件の背景に児童虐待の急増に伴う児相業務の多忙さがあったことを弁護側が主張。検察側もこの点に言及し、懲役2年を求刑した。弁護人は閉廷後「『身内に甘い』と批判を受けかねないことから、公務員の不正行為に対して所属する役所は厳しい対応を取るのが一般的。寛大な処分を求める嘆願書は珍しい」と語った。公判は同日結審。児童虐待が全国的に急増する中、3月28日の判決が、児相の過酷な業務にどう言及するかが注目される。…

 欧米では職員が担当する子どもはせいぜい20人だ。だけど、この職員が担当していたのは160人だ。これでは、きめこまやかな行政の支援は子どもにも、家庭にもとどかない。
 政治の議論なんて、まったくこういう現場の状況を無視している。

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