3.11 あの日から1年 仮設住宅の冬 いのちと向き合う日々
今日のNスペは、喪の途上…。
震災から半年。大津波を生き抜いた被災者たちは、避難所から仮設住宅へと入居し、少しずつ生活再建へ向かい始めているかに見える。しかし復興が進む一方で、その簡素な仮の住まいの中で、未だ癒えない心の傷に苦しみ、不自由で孤独な暮らしを耐えている被災者たちが数多くいる。
津波による浸水率が52%と県内で最も高かった岩手県大槌町。現在、1870世帯が48カ所の仮設住宅にわかれて暮らす。その多くは不便な山間の奥地にあり、かつてのコミュニティーや隣近所の付き合いも失われた。震災後、少なくとも5人が自殺や孤独死に追い込まれている。病気が悪化しているにも関わらず、頼れる人もおらず生きる気力を失いかけている高齢者。震災後、時間が経つにつれ家族を亡くした悲しみが増していくと感じる女性。
「津波は終わっていない。」という被災者たちの心に寄り添い、寒さとともに深刻さを増す厳しい仮暮らしの一冬を記録する。
失ったものの大きさ。その哀しみの途上。喪の途上にいまだ、この地はある。そのことを横に置いた復興は、より社会の衰退を生む。くり返された災害関連死、そして、自死。喪の途上の思いによりそうこと。その気持ちを忘れてはいけないと思った。
ボクの知る若者の3・11はこれ。
忘れない「3・11」キャンドルプロジェクトin東京
~被災地に思いをはせ、日本社会を見つめ直す日に~
2011年3月1日(日)新宿・柏木公園
17:45~ 出発集会
18:15~ デモ
(解散地点は花園西公園)
あの日から一年となる3月11日、私たちはキャンドルに灯りをともすことにしました。
被災者の深い悲しみを分かち合う追悼の灯り。
被災者とともに復興をめざす新たな決意の灯り。
貧困を拡大し原発依存の日本社会をもたらした政治への怒りの灯りを。
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