湯浅誠さんの内閣参与退任の弁
いろいろな点で、ああそうかっていうか…。
派遣村の湯浅氏、内閣府参与退任 「ひと区切り付いた」(共同通信)政府は7日、東京・日比谷公園の年越し派遣村で村長を務めた湯浅誠氏が、同日付で内閣府参与と内閣官房社会的包摂推進室長を退任したと発表した。
藤村修官房長官は記者会見で理由について湯浅氏から申し出があったと説明、「これまで関わった事業の実施にめどが立ち、ひと区切り付いたから、と聞いている」と述べた。また「尽力に感謝し、今後も大所高所からアドバイスをいただきたい」とした。湯浅氏は貧困や高齢で社会孤立した人を支援する特命チームなどに参加していた。
湯浅さんは自分のブログで退任の弁を書いている。
【お知らせ】内閣府参与辞任について(19:30改訂、確定版)
2万字にもおよぶ、長い文章を発表しているのだから、いろいろな思いがそこにはあるのだと思う。『世界』の文章が、かなり深刻な不信を広げたことは、本人も知らないはずはないと思うけど。
もちろん、彼の向き合ったことということについては、ボクなりに、理解したいという思いもあるし、わかる部分もある。そして、ざっと見ただけだけれども、この発言には耳を傾ける部分もある。だけど、財源の問題にしても、社会保障の削減の現状にしても、はっきりいって、事実認識そのものが違うと感じてしまう。そういう意味では、この間、寄せられた批判に対して、正面からこたえているとは正直思えない。
まあ、ちゃんと読みこむべき文章なんだろうけれども、違和感を感じるのは、『世界』の論文と変わりがないのだろうなあ。
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