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2012/03/11

原爆症認定、国に義務づける初の判決 大阪地裁

 9日のニュースをクリップです。

原爆症認定、国に義務づける初の判決 大阪地裁(朝日新聞)

 広島で被爆した神戸市の男性(84)と中村武吉さん(83)が、原爆症と認めなかった国の処分の取り消しを求めた訴訟の判決が9日、大阪地裁であった。山田明裁判長は処分を取り消したほか、行政事件訴訟法に基づいて原爆症認定の義務づけを求めた男性の訴えも認めた。原爆症をめぐり、国に対して認定を義務づける判決は初めて。
 判決によると、男性は爆心地から約2.5キロで被爆し、中村さんは原爆投下後に広島に入って被爆者の救護に携わった。2人は1997年と2002年に心筋梗塞(こうそく)を発症し、08年に認定申請したが認められなかった。国は訴訟で「たばこなどが原因の可能性がある」と主張したが、判決は「広島での行動や症状などに照らすと、放射線が原因の心筋梗塞と認められる」と判断した。
 国と被爆者団体は09年8月、救済基金創設などを盛り込んだ確認書に調印。対象は認定訴訟を集団で起こした原告で、男性と中村さんは対象外だった。判決後、大阪市内で記者会見した2人の弁護団は「認定行政の誤りを強く指摘した判決。国は被爆者の命のあるうちに救済責任を果たすべきだ」と求めた。…

 勝ち続ける原爆訴訟だが、司法はいっそう踏み込んだ。今度は国の認定を義務づけたのだ。内部被曝に一貫して消極的な姿勢だった国の姿勢が問われたのだ。

原爆症認定近畿訴訟・大阪地裁判決についての声明                             原爆症認定訴訟近畿原告団                             原爆症認定訴訟近畿弁護団                        原爆症認定集団訴訟支援近畿ネットワーク 1 本日、大阪地方裁判所第2民事部(山田明裁判長)は、原爆症認定近畿訴訟に 関し、未認定原告2名全員の却下処分を取り消し、「原爆症の認定をせよ」との勝訴判決を言い渡した。

2 今回の判決は、厚労省が、2008年4月から採用した「新しい審査の方針」(2009年6月改定)において積極認定の対象疾病とした心筋梗塞について、「放射線起因性が認められる」という不当な条件をつけ、ごく限られた近距離被爆者しか認定しない行政がなお誤っていることを断罪した。また、原爆症認定の義務付を求めていた原告について、その義務付を初めて認めるなど、画期的な内容となっている。

3 国は、「新しい審査の方針」によって、爆心地から3.5kmで直接被爆した者、原爆投下から約100時間以内に爆心地から2km以内の地点に入市した者を、積極認定の対象者としたにもかかわらず、現実にはごく限られた近距離被爆者のみ認定する運用を行っている。とりわけ、今回、判決を受けた原告らの申請疾病である心筋梗塞については、2008年4月から2011年3月までの間に認定を受けたのはわずかに122名のみで、却下数は971名にのぼり、認定率は11.1%に過ぎない。
 原告らは、何れも「新しい審査の方針」策定後に却下処分を受けた被爆者であり、直爆2.5km、原爆投下直後に爆心地から1.5km付近まで入市した積極認定対象者である。
 また、裁判所は、心筋梗塞と放射線被爆との間には放射線量の程度にかかわらず(しきい値の否定)、有意な関連を認めることができることを指摘した。このことは、現在の認定基準すら守らず、内部被曝の影響を無視し続ける国の姿勢を改めることを強く要請するものである。

4 国は、2009年8月6日、「原爆症集団訴訟の終結に関する基本方針に係る確認書」を締結したにも拘わらず、自ら定立した「新しい審査の方針」を無視して原爆症認定行政を再び後退させ、被爆者をなお苦しめ続けている。不当に認定却下処分を受けた被爆者は、これを甘受することができず、大阪地裁での本件提訴をはじめとして、広島、熊本、札幌、名古屋、岡山、長崎でもこれに続き、現在59名が集団訴訟後も新規に提訴して、司法による解決を求めている。

5 国が、21万余の被爆者の命ある内に、原子爆弾による被害救済の責任を果たすことこそ、地上から核兵器をなくすという人類の取るべき道を進めることであり、同じ放射線被害を受けた原発被害者の真の救済につながるものである。

 

 間違いなく、フクシマを問いかけている。内部被曝の危険性があるもとで、いかに健康管理をすすめるのかは、最低限(!)の行政の責任であるはずだ。なのにその出発点である、子どもの医療費の無料化さえ背を向ける。いろいろ考えさせられる判決でもある。

 さて、今週は、老夫婦で住む義母の入院、義父の病気など、いろいろな事件があった。昔の知り合いに連絡したり、いろいろな人に援助をお願いした。少しずつ問題は、良い方向に向かっているのか。感謝であるなあ。

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