シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~
今日のNスペ。これもまた、いろいろ考えさせられる。ちょっと、驚く。
東京電力・福島第一原発の事故によって、大気中に、そして海に放出された大量の放射性物質。事故から10か月、放射能汚染はどこまで広がり、その影響はいつまで続くのか。その実態を明らかにするひとつの鍵が「水」という存在だ。今回、NHKでは、専門家チームとともに初めて、原発から20㎞圏内の海の本格的な汚染調査を実施。同時に、陸においては、山間部の湖から河川もふくめた広範囲の調査も行った。そこからは、次々と新たな放射能汚染の実態が浮かび上がってきた。予想もしない場所で発見されたホットスポット。山奥の湖で、人知れず進行していたワカサギやイワナなど淡水魚の汚染。いずれも放出された放射性セシウムが、「水」を媒介にして意外な影響をもたらしている現実だ。こうした結果は、これまで事故以来、様々な調査にもとづいて作られてきた日本列島の「放射能汚染地図」を改めて書き換える必要があることを意味している。放射性物質はいかなるメカニズムによって運ばれ、魚介類に濃縮され、私たちの暮らしを脅かしていくのか、その知られざる実態に迫る。
この事故を通じて、ほんとはチェルノブイリのときに、それは明らかだったのだろうけれども、ボクは全然注目していなかったその事実を痛感させられる。それは、放射性物質は拡散するのではなく、集まってくるということ。そして、原発から離れた場所でも、高い線量が計測される。つまり、それだけ影響が広がる…。
海のホットスポット。これは、ETVでやっていたもの。だけど、同じように、陸地の沼などにも、放射性物質が集まっている。さらに、東京湾のホットスポット。そして、そのメカニズム。おいおい、江戸川なの。やっかいな問題は次々と生まれる。経験知だけで考えない、そういうとりくみが必要なんだろうなあ。
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