« 横田基地 米陸軍の降下訓練 アフガン派兵部隊か | トップページ | シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~ »

2012/01/15

脱原発世界会議 2日目

 今日は、ふーふーいいながら、脱原発世界会議2日目に参加のために横浜へ。お昼に、若手研究者集団のお「友だち」と遭遇。SさんやHさんは、初めてお会いした。職場の同僚のTさんとも遭遇。

 いろいろあって、まず参加したのが「原発は止められる」。司会が、とってもテキパキした女性。その名をアイリーン・美緒子・スミスさん。そう、かのユージン・スミスさんが、亡くなる少し前に結婚した女性だ。こういう活動をされているとは全然知らなかった。とても知的な印象。
 テーマの1つは、ドイツの報告だ。ドイツがどのように脱原発に向かったのか? 倫理委員会というのがつくたれて、いかに原発の存在が倫理、つまり人間のあり方として間違っているのかということが議論されている。こういう議論を聞くと、やっぱりキリスト教というものを意識する。たしかに、ヨーロッパの福祉社会の形成にとって、キリスト教の意味は小さくないとは思う。だけど、それはキリスト教だからというものではなく、たぶんきっと、労働運動などのあり方、そのたたかいの歴史と不可分の関係にあるのかなあなどとも想像する。そういうなかで、幅広く人間社会のあり方を問いかけるような文化が形成されたのだろうなと。そういう意味では、やっぱり、ドイツのたたかいの歴史は知らなければならないのか。
 脱原発弁護団の河合弘之さんが大いにあじる。いま、原発をとめるたたかいをすすめるためにも、訴訟と株主代表訴訟を提起する。たしかに、きれもよく、うけもいい。こういう運動も必要なんだろうなって思う。同時に、冷静に政策課題を分析しなければいけないことも事実。金子勝さんが、電力をどうするかだけではなく、電力会社の問題がある、そういうことについても対案が必要など、なかなか冷静な議論。学ぶことは多いなあ。

20120115_153948 つづいて、内部被曝の学習会に途中から参加。内部被曝研究会の研究者、医師などが主催する。ここは緊張感あふれる議論。危機感にあふれる。だけど、驚くのは、内部被曝への影響を重視をする人たちの集まりでも、研究者がデータを出して議論をすすめるのにたいして、参加者は率直な、危機感と不安感を表明する。そこにはかなり落差がある。データが出されないことと、なかなかデータにもとづいたオープンな議論がなされるのではなく、議論が個別におこなわれているせいなのか、とめどもない不安が広がっている。それはそれで、わかるのだけれども。うーん、難しい。被曝に直面する福島の人たちは必死で冷静に議論しようとつとめる。これは社会的な議論のすすめか方を考えるべきなのか、いや、もっと本質的な問題があるのか、悩ましい。
 最後に、原発被曝労働国際シンポジウム。そもそも、被曝が構造化された原発。事故があった後の、でたらめな対応。そこにかり出される、利権の構造。これはもう、何と言えばいいのだろうか。おぞましいほど、正直に利益が追求されそこに人が群がる…。そこでは働くものは搾り取られる対象でしかない。だから労働運動なんだろうなあ。原発に対しておこなうべき労働運動の課題だと思う。フランスの社会学者が、市民運動と労働運動の協力のポイントと言っていたのはほんとうにそうだと思うなあ。

 どの企画も1時間30分ほどのもの。全体として短い企画が小刻みになされるという感じ。それは消化不良なんだけど。だけど、思ったのは、この原発の問題は、その性格から、意見がどうしてもわかれる。それだけに、なかなかこういう形式の議論というのは、難しさをともなうようにも思う。だから、これから、それぞれの分野や場所での議論をすすめていく契機にということで、あえて短い時間の企画にしたのかなあって感じた。

 というわけで、疲れ果てて、閉会式はパスして帰りました。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

« 横田基地 米陸軍の降下訓練 アフガン派兵部隊か | トップページ | シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~ »

政治」カテゴリの記事

経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/53745949

この記事へのトラックバック一覧です: 脱原発世界会議 2日目:

« 横田基地 米陸軍の降下訓練 アフガン派兵部隊か | トップページ | シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~ »

無料ブログはココログ
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31