貧困の多数派 歯止めを
今日の、朝日の内橋さんの一文が話題になっている。内橋さんらしい文章。学ばされる。
・貧困マジョリティの特徴は、国内外の最強の秩序形成者に抵抗する力がなく、生活に終われ、政治的な難題に真正面から対峙するゆとりもない。同時に、精神のバランスを保つため「うっぷんばらし政治」を渇望する。政治の混乱を面白がり、自虐的に、極めて反射的に選挙権を行使する。「ハシズム現象」なども公務員をバッシングし、閉塞状況の要求不満に答えるやり方。
・民主政治を基盤とする国でのヒーロー待望論は異常。日本古来の「頂点同調主義」に加え、異議をとなえるものを排除する「熱狂的等質化減少」が一体となる。
「うっぷんばらし政治」の渇望を満たそうとすれば、1930年代の政治が繰り返される。グローバリズムが生み出した「貧困ファシズム」の培地となれかねない。
うーん。
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・貧困マジョリティの特徴は、国内外の最強の秩序形成者に抵抗する力がなく、生活に終われ、政治的な難題に真正面から対峙するゆとりもない。
確かに、ここまでのところであれば、日本に限らず、アメリカ国内で言えば、1%の富裕層に対する、99%の非富裕層の方々と同じなのでは無いでしょうか。
ヨーロッパ諸国においても変わりないし、中国や韓国にしても同じことでは無いでしょうか。
日本ではここから先が、根本的に異なるところがあるのでは無いかと考えられます。
確かに不安を感じ、多くの不満を社会にぶつけ、変えて行きたいということで、うっぷんばらしとまでは行かなくても政治に訴えて行くということまでは何ら問題無いものの、本来なら、自らどうしたら良いのかということまでを考えるのなら望ましいところではあるが、そうではなく、これだけで満足して、それだけをただ期待しているだけでは何の意味も無いし、いざとなったら、期待にそぐわなければ、社会を変えることに対して、物凄く抵抗し、勝手にパニックを引き起こし、社会を混乱に陥れることに繋がっては、これこそが、日本では、99%の非富裕層の中に潜む、1%の愚かな連中に過ぎないと言えるのかもしれません。
本質的には、強欲な富裕層の1%と同じ存在であると思えば、この2%の強欲な連中と愚かな非富裕層こそが、98%の非富裕層にとって、極めて邪魔な存在であると共に、自爆テロを引き起こしかねないばかりか、それこそ何処かの国の二の舞になっては、たまったものではありませんよね。
世界的に見ても、とんでもない迷惑な存在で、厄病神でしか無いと思われるのは当然のことだと思えば、この2%の連中こそ、もう日本人とは切り離して、幾らでも怒りをぶつけて、日本からとっとと追い出すと共に、いざとなったら、特攻隊でも幾らでも勝手にやって勝手に死んで下さいと言ってあげると共に、見捨てられて悲惨な目に遭うしかないのは、もう自明のことだと思うしか無いのは致し方無いところですが、ただ生きて行くだけのことなら、出て行った先で幾らでも同質化され、日本にいても、在日外国人の下で、ただ大人しく暮らして貰えるだけのことなら、それで良いのでは無いでしょうか。
日本は、極端な富裕層と極端な貧困層の両方は一人もいなくなってしまうことで、格差は小さいながらも、ひっそりとした中間層だけの国となって、経済力や軍事力なんかで誇示することは出来なくても構わないと思えば、逆にそれが、国際社会から物凄く高く評価されることになるのなら、ただ、それだけを誇りとすれば、もう此れ程喜ばしいことは無いとも、つくづく感じるのですが。
投稿: asa | 2012/01/11 17:40