大阪維新の会「教育基本条例案」何が問題か?
大阪の橋下維新の会がいますすめようとしている教育基本条例などのどこが問題かを、国研にいた市川昭午先生が、きびしく批判した1冊。さすがに明確だとうなりながら読む。
橋下をファシズムというのは、たやすい。しかし、いかにも手あかがついた感じで、なかなかそれがひろがらない感じもする。だけどやっぱり、この人のやることは危険だと思う。本書のなかで、ファシズムの特徴を4つあげる。
①閉塞感が強まる一方の社会において、大衆の鬱血した感情に乗じて、権力を掌握しようとすること。
②そうした感情を煽りたてる目的で、庶民の身近なところに目に見えるかたちで「民衆の敵」を設定し、それを攻撃することによって支持を獲得する手法をとる。
③民衆のスケープ・ゴートに対する憎悪を増幅するために、まったく事実無根の情報を流布させるということを常とう手段とする。
④いったん選挙に勝った場合には、それが単にその選挙で争点になった問題を中心に支持されたにすぎないにもかかわらず、あたかもすべての問題について選挙民から白紙委任されたかのうように振る舞う。
なるほどである。
本書は教育と民意との関係、その在り方なども含め、条例をめぐる疑問などもていねいに、解き明かしながら、橋下維新の会のねたいの危険性をうきぼりにする。
もちろん、教育のあり方についてはいろいろな議論の違いはあると思う。だけど、何としても、この危険な狙いを阻止する世論をつくっていかなねればいけない。そう考えさせられる。
問題は、こうした論点を、府民・国民の願いときり結んで、どう議論を展開していくかのかだなあ。もう一度、基本に立ち返って勉強しながら、しっかり考えなきゃ。それが、ボクらの仕事・役割だしなあ。
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