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2011/12/26

臨床心理士を国家資格に 民自、法案提出で調整

 こんなニュースもあった。

臨床心理士を国家資格に 民自、法案提出で調整(共同通信)

 民主、自民両党は25日、心の病を抱える人へのカウンセリングなどを行う民間資格「臨床心理士」を国家資格とする方向で調整に入った。人材を確保し専門性や能力の向上を図る狙い。「心理師」などへの名称変更も検討する。関連法案を来年の通常国会に議員立法で共同提出、成立させたい考えだ。
 うつ病や自殺の増加などにより、心理療法のニーズが高まっているのが背景。国家資格として地位を安定させれば、志望者が増え、能力も向上するとの判断がある。
 2005年にも同様の法案が検討されたものの、精神科の開業医から競合の懸念が示されるなどしたため提出に至らなかった経緯がある。

 もともと、この資格にはさまざまな経緯があるようだ。この資格をこれまで出してきた協会というのは、心理臨床学会というところが母体となっていて、そこは臨床心理学会から分かれてできた学会だ。もともと子どもの心理にかかわる学説はいろいろな流れがあって、その1つの潮流が中心となっている。スクールカウンセラーの制度ができたときにも、この資格が独占をした。すると、この資格をとるために大学は、その潮流の講座を開設せざるをえなくなり、その潮流の研究者が、大学での職を独占することになる。その中心にいたのが河合隼雄だ。ボクの知っている教育心理の先生方も大変苦労されたという経緯をもつ。

 もちろん、現場での、精神科医とカウンセラーが協力しながら、問題に向き合っていくべきだと思うし、カウンセラーの社会的な地位の向上は大事な課題だ。とくにいまの日本では、緊急のことなんだろうけれども。だけど、そのあたりの経緯をよくふまえながら、理論的な整理や、その前提となる政治介入のない整理がなされないと大変なことにもならないかと、ちょっと心配だったりする。

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