ギリシャ 財政破綻への処方箋 ~監査に立ち上がる市民たち~
11月に放映したNHKのBS世界のドキュメンタリーの、今度のギリシャ経済危機についての特集の1つ。いまでも、HPで、無料で見られるようになっている。
ギリシャの経済危機の責任をほんとうにギリシャ国民が福祉や国民生活の切り捨てや増税で追わなければならないのか。ボクらは、ずっと貸し手責任という言い方をしてきたけれども、金融資本を先頭にみずからの儲けのために、融資をすすめる。結局、ギリシャの問題も、強い資本主義が、ギリシャを標的に儲けをかすめとるためにしかけたことでもある。そう考えると、なかなかEUとう問題も難しい。いろいろな顔を見せてくれる。だけど、資本の飽くなき利潤追求の顔は同じだ。
不正融資と徹底的にたたかった南米。新自由主義とのたたかいの姿がそこにある。思えばこれは70年代からのたたかいの歴史である。
ならば、日本も弱い環であるのか。対外債務がすくないといっても、この不安定は、国民生活を標的にすることにならないとも限らない。というか、そもそも、たたかいの力が弱い日本は、きわめて国民生活を不安手にしてきた。この先にあるものは。言い換えれば、たたかう決意を広げることに、腹をくくらないとということなんだろうなあ。
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