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2011/11/23

フィンランドの家族と福祉ー「子どもの貧困」克服の手がかりー

305115_244876658906420_100001522642 今日は、午後からお茶の水女子大でおこなわれた表題の講演会に。キンモ・ヨキネンさんという方をお招きしてのもの。子どもの貧困を考える上での家族支援のあり方がテーマだけれども、当然、その家族の形成をめぐって若者の問題、トランジットの問題も大きなテーマとなる。青年期の長期化が婚姻の年齢、第一子出産の年齢を高めていることは先進国に共通なこと。しかし、この国では出生率はあがっている。そこには、青年や家族をとりまく社会の変容、そのありようの変容に向き合ったとりくみがあるということなのだと思う。
 だけど、それはまだ模索で、答えを見つけ出しているわけではない。若者の自殺も多いわけだし、暴力や薬物汚染も耐えない。そういうことに正面を向き合いながら模索している。一方で日本は、貧困と不安定のまっただなかにある日本の若者は、そういう長期化などの変容には解消できない、具体的な問題でも苦しんでいる。若者におこっている事態の水準がぜんぜん違う。
 子どもたちをとりまく世界も変容している。ここも日本とはかわらない面もある。離婚の増大、子どもの孤立化、メディアの影響などなど。しかし、親は子どもの自立を願い、この問題と向き合っているようにも思える。だから、格差や貧困の拡大という同じような現象があるにしても、社会的な議論は深まっているようにも感じる。さまざまな新しいとりくみがある。
 日本は、とかくモデルをもちあげる。福祉社会を願う人にとって、北欧はもちあげの対象であったりもする。最近では、権力に近いところでも「知識基盤社会」などといって、北欧ももちあげたりする。だけど、どの国も発展のなかで、新しい問題、目の前にある問題に葛藤し模索する。そのリアルな話は刺激的。フィンランドの抱えた課題は、日本と共通したものもあれば、先を行っているものもあるのだろう、なかには、案外、遅れた課題を引きずっていたりする。そういう全体像のなかで、たくさんある学ぶべきものを学ぶことが大事なんだと痛感させられる。

 政策的な話が中心化と思ったけど、さすが社会学者の方らしい話で、ボク的にはとても満足で、いろんなことを考える参考になった。

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