「若者よ、もっと怒れ」って言うなよなあ
今日の朝日の夕刊の素粒子は、昨日の就活デモにひっかけて、「シューカツ生のちょっとした反逆。東京で『卒論書かせろ』などと。若者よ、もっと怒れ。タハリール広場を見よ」って書いていた。こういう記事を見ると、どうしてもカチンとくるなあ。「怒り」や「悔い」を忘れたのは、朝日さんじゃないのって。あんたにはこういうこと言ってほしくない(笑い)。
昨日の就活デモがどんなデモだったかはしらない。ネット上にはいろいろな意見が書き込まれていたけれども。もちろん、若者がデモすることは大事だし、そこで表明された意見は大切にしたいと思う。
だけど、日本の若者はほんとうに怒っていないのか? その怒りの思いが大人からはなかなか見えにくいとしたら、若者の思いはどこにあるのか? まず、ほんとうに大事なことはそこにあるのだろうと思う。若者の怒りは、何かに覆い隠されたところにあるのかもしれない。それは、若者だけの問題なのか?そんなことも含めて、ちゃんと聞かなきゃならない。問題が個人化された若者にふっているのなら、そこで何かの繋がりが、怒りへの通路となる。
そして、もう1つ大事なことは、就活というのは、生き方をつかむ行為なんだから、当事者が、こうした事態を前にして、何かしらの生き方を深めていってもらうこと。そのために、いろんなことを知って、社会認識を深めていくこと。だから、そのきっかけは、実はデモでもいいし、流行の就活カフェみたいな取り組みでおいいと思う。彼らが、自分たちのその時の思いや、関心から出発して、それが次の一歩につながっていくことができればと思う。
だから、若者にこうするべきだ、若者はこうあるべきだというのがいちばんしてはいけない大人の行為にも思えるのだけれどもねえ。
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