県民集会での八重山からの発言から
昨日の沖縄の県民集会を沖縄2紙は、1から3面を使って大きく報道しているという。こちらの新聞は…。しんぶん赤旗は、1面に写真入りだったけど。
昨日の集会に行った沖縄の友人は、「いや~、八重山の方々のたたかいには頭がさがります」と感動していた。その八重山の印象的な発言を高嶋先生から聞いたのでアップ。
実は昨日の集会の中で強く印象に残った訴えがあったのですが、長くなるので省いていました。でも今朝の県紙にもそれが紹介されていないので、改めてアップすることにしました。
与那国島から訴えのために来られた父親の稲川宏二さんの発言です。
二人の子どもが育鵬社版を使わされる可能性に危機意識を感じ「年に2度ぐらいしか島の外には出ないし、嘉手納町には初めて来ました」と、このことへのこだわりの強さを示し、中学生が校内での署名活動を禁止されたことへの怒りを含めて、次のように表現したのです。
「与那国島には高校がありません。子どもたちは中学を卒業すると、進学のために島から出て行きます。私たち親が子どもと毎日一緒にいられるのは、中学生の15歳の時までなのです。
島から出た後、自分ひとりで生きていけるような力、ものを見る力、考える力を15歳までにきちんとつけさせてやりたいのが、親の願いです。
こどもたちのためになにができるか。ぶれることなく日々暮らしていきたい。」
日本の最西端の離島で誠実に暮らしている人の思いを、政治的思惑がどれだけ踏みにじろうとしているのか強烈に思い知らせてもらえた発言でした。
本島でも、本土でも、大いに世論をもりあげないと!
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