ネットワークでつくる放射能汚染地図4 海のホットスポットを追う
今日のETV特集。これもまた驚きだ。
福島第一原子力発電所は太平洋岸に立地するため、チェルノブイリ以上に深刻な海洋汚染を引き起こした。日本原子力研究開発機構の研究グループの試算によれば、福島第一原発事故で海に放出された放射性物質の総量は、およそ15ペタベクレル(15×10の15乗ベクレル)という天文学的な数値になる。海に流れ出た放射性物質は、どのように広がっているのか。魚介類にどのような影響を及ぼしているのか。番組独自の調査などから海の汚染の実態を検証する。
当初、原発から流出した放射性物質は海で希釈されると考えられた。実際に事故から日数が経過すると、海水中からは放射性物質がほとんど検出されなくなった。ところが、放射線測定の第一人者・岡野眞治博士と行った測定で放射性セシウムが沿岸部の海底に多量に沈殿している実態が明らかとなる。さらに長尾誠也金沢大教授と田中潔東大准教授の共同研究で、こうした海のホットスポット汚染が福島から茨城沿岸部へ移動するメカニズムが見えてきた。親潮や黒潮という日本近海の大きな海流で拡散することなく、岸から近い所を流れる沿岸流や陸地の放射性物質を集めて来る河川の影響が複雑に影響している結果だ。
多くの国民が懸念する魚介類への影響はどうか。測定調査の結果、食物連鎖を通じて放射性物質の濃縮が進んでいることが分かってきた。番組では事故以来、操業自粛に追い込まれている福島の沿岸漁業者に密着しながら、最新の調査結果によって海洋汚染を検証していく。
海のホットスポットなんて、考えてもみなかった。だけど、放出された放射性物質は、必ずどこかにいき、一定期間はなくなるわけではない。水でながせば海にいく。放射能漏れがあり、しかも汚染水を放出した東電。
海の汚染もはなりしれない。そして、これはいよいよ国際的な問題にもつながるのだろうなあ。
そんな事態も、東電は無主物といい、それを司法は追認するのか。政治はどう責任をとるのか。
自分のごく身の回りでおこっている問題になってしまった。否応なく、正面から考えるぞ!
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