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2011/11/30

慣れぬ地 気軽に子託して 震災避難者宅で無償一時保育

 とっても気になるニュース。

慣れぬ地 気軽に子託して 震災避難者宅で無償一時保育(東京新聞) 

 東日本大震災で二十三区内に避難中の親子を支援するため、病児保育を手掛けるNPO法人フローレンス(千代田区)が七月から、被災者宅に出向いての一時保育を無償で引き受けている。慣れない土地で困っている家庭は多いとみられるが、十月までの利用は、見込みを下回る十一世帯延べ六十一人。避難生活で負い目を感じている上に、頼むことに抵抗感があるようだ。
 「長男は生後七カ月で、年齢的に受け入れてくれるところがなかったので助かる」。台東区のホテルに避難していた福島県いわき市の女性(32)は、十一月半ばに初めて利用。法人から派遣された保育者に長男を預け、翌日の江東区の公務員宿舎への引っ越しに向け、新生活に必要な電化製品の買い物に出掛けた。
 「体調を崩したときはありがたかった」と話すのは、都心で子ども三人と避難生活を送るいわき市の女性(34)。しばしば利用しており「自分は忙しいし、週末にいわき市から来る父親は疲れている。相手をしてもらえない子どもたちにとってもストレス解消になって喜んでいる」とも。一方で、NPOになじみがなかったり、無料と聞いて怪しんだりする避難者仲間もいるという。さらに「自分から支援を求めるのはわがままと我慢する人が多い」と心理的な壁があると明かす。
 同法人は当初、来年三月までに延べ二百人の利用を見込んだが、想定より少ない。切羽詰まってから問い合わせてくるケースが目立つといい、「我慢せずに活用を」と呼び掛けている。…

 何が気になるのかといえば、もちろん、何よりも、避難している母子の生活の大変さがある。何度か話を聞いたけど、ほんとうに大変な生活を強いられる。行政からの援助が弱い(とくに東京都は)なかで、こうした民間の運動による支援が重要になっている。

 だけど、もう1つ気になるのが、なぜ多くの人が、他人に頼ることに抵抗感を感じるのだろうか。なぜ「わがままだ」と思ってしまいのだろうかという点にある。別に悪いことをしたわけでもない。原因をつくったのは、東電であり、原発推進勢力だ。だけど、避難に“自主”がつき、あくまでも個人の判断による避難ということにされてしまうと、避難後の生活は、自己責任がベースになり、そのうえに”支援”があるということになってしまっているということなのだろうか。個人的に避難の権利という言葉はすきではないのだけれど、誰もが安全で安心して生きる権利があり、その権利が侵害されているのなら、それを回復するための補償をうける権利はあるはずだ。しかし、それでもなぜ自己責任を感じれしまうのだろうか。
 政治や社会はどうせ何もやってくれないというあきらめがあるのだろうか。だけど、社会生活の変化は、これまで不十分であれ存在した自分たちの思いを共有する場を難しくさせ、もともと、要求を政治につなげていく点で、とてもゆがんだ方策しかなかった日本の政治のあり方そのものをいっそう難しいものにさせているのかもしれない。だから、いまの、政治が劇場型になる。なんとなく、避難の場の状況が、大阪の選挙の結果とダブって見えたりした。
 だから、思い=要求で、つながるという、難しい課題なのかもしれない、今の時代にふさわしい要求とつながりのあり方の探求が必要なのではないのだろうかなと。

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