久しぶりの嘉手納
今日は、午前中から、久しぶりに嘉手納に向かった。もしかしたら6年ぶりぐらいになるかもしれないなあ。
基地に育前に、北谷町の砂辺地区に行った。ちょうど滑走路への進入地域にあたり、騒音がひどい地域のため、住民はここから出て行っているという。そこに何ができているか? 写真は米兵の基地外住宅。住宅の前にはYナンバーという米軍関係車両専用のナンバープレートで、普通平仮名の位置に Yとあり、日本国内で調達された私有車両を意味する車がとまっている。新しいマンションや、一戸建てが、一帯につくられていて、もうびっくり。もちろん住民票などもないし、そもそも出入国に特権があるのだから、ある意味では、こういう地域というのは無法の地域と言えるかもしれない。そして、事件の温床にもなっている。
続いて、嘉手納飛行場を見に、道の駅かでなに。修学旅行の一団がいた。最初にここに来たときは、まだ道の駅はなくて、安保の見える丘から滑走路を見たなあ。安保の見える丘とはよくいったもので、さしずめこの道の駅は安保の見える道の駅ということか。3階にある展示室も模様替えしていて、すべて基地がらみのものになっていた。
ちょうと、滑走路には、F15が8機。それに輸送機らしいものが何台か。少ししたら、F15がまず4機、離陸した。しばらくして、また4機。戦闘機の騒音がやっぱりすごい。これが立て続けに8回。2万人の訴訟も頷ける。まったく、負担が軽減されている様子はないし、ましてや普天間の嘉手納移設などは、絶対にありえない。
ちなみにここでは、ホテルにもいたNTVのクルーと遭遇。
それから中城城趾にいった。第一尚氏の重臣・按司、護佐丸の城だったところ。去年行った勝連城の阿麻和利に滅ぼされた。この城の裏門(写真)は、ペリーを魅了したことでも有名。彼の監修した「日本遠征記」には「~要塞の資材は石灰岩であり、その石造建築物は賞讃すべき構造のものであった。・・・非常に注意深く刻まれてつなぎ合わされているので、漆喰もセメントも何も用いてないが、この工事の耐久性を損なうようにも思わなかった。~」とある。
この前までNHKでやっていたテンペストというドラマを思い出しながらの見学。高台にあるから、城から景観が抜群。また、沖縄の城は、なんというか、曲線の美しさがあって、勇ましい日本本土の城とはちがって、ちょっと女性的かな。建物が復元されるとどんな感じなのかなあ。やっぱり首里城みたいなのかなあ。CGでもいいから見てみたいなあ。
最後は沖縄の「ぜんざい」です。まあ、本土でいう氷金時
ですね、これって。ほとんど違和感はないですけど。なぜ「ぜんざい」というのでしょうね。それはやっぱり不思議だなあ。
というわけで、取材もなかなか濃いものだったけど、その後の日程も、やっぱり充実して、ほんとによかったです。お世話になったHさん夫妻、ありがとうございました。
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