「賠償手続き支援チーム」「日弁連が除染で政府に意見書 環境浄化に限界、賠償に力を」「原賠審」などなど
賠償ということが大きな焦点になる。気になるニュースが続く。この問題でやっぱり、基礎にあるべきなのは、東電の責任をはっきりさせること、同時に、国の責任を問うことだと思う。日弁連は賠償手続きの支援チームを出すそうだけれども、現在の、積み上げの申請に留まらない、責任の追及がないとダメだと思う。その点ははずさないでほしい。
さて、除染についての意見募集がおこなわれている。「放射性物質汚染対処特措法に基づく基本方針骨子案」等に対する意見の募集というやつだ。
日弁連が除染で政府に意見書 環境浄化に限界、賠償に力を(共同通信)東京電力福島第1原発事故で拡散した放射性物質の除染をめぐり日弁連は20日、「放射性物質の量は減らず、場所を移動させるにすぎない。環境浄化には限界がある」とする意見書を政府に提出した。
警戒区域や計画的避難区域では避難の長期化が予想されることから、別の場所でのコミュニティー再建や賠償に力を注ぐべきだと指摘している。
意見書は警戒区域や計画的避難区域の追加被ばく線量の目標を年間1ミリシーベルト未満にすべきだとし、達成するまで地域指定を解除しないよう求めた。
日弁連の海渡雄一事務総長は「反対意見もあったが、福島県弁護士会の了承も得てまとめた」と話した。
で、日弁連が、意見書を出したわけだけど。
なぜ、除染がすすまないのか? というか、なぜ責任持った対応がされないのか。避難などの問題、賠償の問題はもちろんだけど、そもそも、その地がどれだけ危険なのかということを、責任もって、なぜ調査しないのか? 日本の専門家の総結集して、くまなく生活圏まで含めての線量調査がなぜおこなわれないのか? そのことを抜きに、除染方針などありえるのだろうか。そんなことを考えない人たちが、ほんとうに賠償などするものだろうかと。
今日、原賠審があって、ユーストで中継をやっていたので、半分ほど見た。自主避難の人への賠償がテーマだったけれど、悔しくて、涙がでてきた。それほど、不安と恐怖の中で、避難していった人たち、残った人たちの思いは切実だ。この人たちの生活をふみじにったのは一体誰なのか。
よくわかったのは、結局、東電なんて、ほとんど真正面から、その責任を自問していないということだろう。やっぱり、腐っているとしか思えない。それは、政府も同じではないか。しかも、より深刻なのは、まったく反省が見られない自民党(公明党)なのだということすら、彼らは自覚していないこと。
そして、汚染の規模はほんとうに深刻だ。だけど、ほんとうに、この問題は、原発のごく周辺の問題としかとらえていないのだろうなあ、彼らは。いや、もしかしたら、それは自分には関係ないこととしか思っていないのかなあ。絶望できなほど、ぞっとする事態だ。
それでも、声を上げるしないのだろうな、やっぱり。
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