浜岡原発の永久停止を決議 10キロ圏内の牧之原市議会
今日も印刷工場に籠もる日。途中、南の地との電話での調整を頻繁に。はい、だいたい目処がつきました。
さて。今日の大きなニュースのもう1つがこれかな。
浜岡原発の永久停止を決議 10キロ圏内の牧之原市議会(共同通信)中部電力浜岡原発の10キロ圏内にある静岡県牧之原市議会は26日午前の9月定例議会本会議で、同原発について「東海地震の(想定)震源域真上に立地しており、確実な安全、安心が将来にわたって担保されない限り、永久停止すべきだ」とする決議を賛成多数で可決した。
同市や、浜岡原発がある御前崎市を含め、中部電と安全協定を結ぶ10キロ圏内の4市で永久停止を決議するのは初めて。政府の全面停止要請を受け入れた中部電は、地元同意を得てからの運転再開を目指しており、新たな壁となる。
原発依存の地から、新しい動きが生まれている。それほど、フクシマの事故があきらかにしたことはとてつもなく大きい。それほど、原発の危険は、大きな問題なのだ。
浜岡原発:「津波集中」の立地 東大地震研が海底地形分析(毎日新聞)東海地震の震源域に位置する中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の前面の海域には、浅い海底が外洋に突き出すように広がり、津波のエネルギーが集中しやすい地形であることが、東京大地震研究所の都司嘉宣(つじ・よしのぶ)准教授(地震学)の分析で分かった。
浜岡原発の前面には、深さ200メートルより浅く、約20キロ沖まで舌状に広がる「御前崎海脚」と呼ばれる海底があり、その先は深さ500メートルまで急激に落ち込んでいる。また、御前崎海脚の両側も急に深くなっている。
津波の速度は水深が深いほど速く、浅いほど遅い。都司准教授によると、海から陸に向かう津波は、海脚の中央に近いほど速度が遅くなる一方、中央から離れるほど速度が速く、津波の進む向きが中央方向に曲げられる。そのため、光が凸レンズを通過して焦点に集まるように、海脚の根元に当たる同原発周辺に津波のエネルギーが集中するという。
そして、こうした問題は、浜岡だけではない。政府は安全が確認された原発から再稼働すると言っているが。そもそも、日本の特性から言って、地震や津波からはまぬがれることはできない。そこでは、安全な原発などはない。あらたな安全神話づくりなどもってのほか。原発をなくすことにむけ、早く一歩をふみだすことこそが、世論だと思う。
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浜岡原発の永久停止の決議そのものは、大いに評価出来るし、これが全国に幾らでも拡大して行くことにより、日本が脱原発依存の社会に向けての第1歩となればと、つくづく感じますね。
最も、今年の夏場は15%の電力使用制限令に基づき、皆で節電に協力することで乗り切ることが出来たことも、大いに誇りとして良いと思います。
ならば、一層のこと、今年の冬に向けては、今度は皆で自主的に節電に協力してあげることで、原発再稼動に反対し、電力不足を回避することで危険で物騒な原発そのものを永久に捨て去る様にしてあげれば良いのでは無いでしょうか。
だが、それにより国策として原発再稼動を進めようとする国や経済成長と荒稼ぎばかりしか考えていない財界等に対して、幾らでも背くようなことになっても何ら構わないし、むしろ、それが逆に国際社会からは高く評価されることになるのなら、此れほど喜ばしいことは無いのでは無いでしょうか。
津波と言うよりも、日本が国際社会と敵対することになった場合、浜岡原発が、ボンとされたらどうなるでしょうか。
当然のことながら、静岡県ばかりでなく、大気中に飛び散った放射能は、偏西風に乗って関東平野が汚染されてしまうことになりますよね。
もしも、玄海原発がボンとやられたりすれば、大阪等の関西地方にまで放射能汚染されてしまうことも考えなくてはなりませんよね。
日本海に面する新潟の柏崎刈羽原発がボンとやられた上に、大量の汚染水が日本海に流れてしまえば、それこそ、近隣の韓国や北朝鮮、中国、ロシア等からは幾らでも白い目で見られて総懺悔させられることになるだけですよね。
逆に、少なくとも原発は全て冷温停止状態であれば、そうしたリスクは軽減されるだけでも、遥かに望ましいと考えれば、完全な屍状態となれば、放射性廃棄物や使用済核燃料さえきちんと管理することさえできれば、リスクはさらに軽減できるし、それにより経済成長は喪失し国力は低下し弱体化することで、日本はひっそりとした国となるかもしれませんが、全ての国民が幸せに暮らせる社会となって、国際社会から高く評価されることになれば、地球環境全体にとって大変喜ばしいことだと思えば、もう幾らでも誇りにすることが出来て当然ですよね。
津波に関しては、水深もそうですが海岸線の地形によって、V字型のリアス式海岸の様なところでは、中央により大きな津波が押し寄せることになり、逆に入り口が狭くなっている巾着上のところでは、入り口付近で津波の威力が削がれることにより、大きな津波が進入してくることは回避出来るといわれておりますよね。
だとすれば、東京湾について、浦賀水道により狭くなっているところからすれば、比較的安全だと思われますが、数センチ程度でも津波であることに変わり無いし、4~5メートル程度の津波が来ないとも限りませんし、何とも言えないところはあるかと思います。
首都直下型地震となると、東京湾では津波よりも、液状化現象による影響の方が心配では無いかとも感じるところもございますが、何と言っても最悪のことまでを想定した上で、危機管理対策と再発防止策というものを考えておくことで、いざと言うときに、想定した被害よりも小さなものとなり、誰一人とも犠牲者を出すことさえ無ければ、大いに誇りに出来るわけだし、それが単なる笑い事で済ますことさえ出来れば、むしろ遥かに喜ばしいことは無いのでは無いでしょうか。
投稿: asa | 2011/09/27 10:20