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2011/09/15

八重山続報(加筆あり)

 文部科学省が、この問題で「通知」を出したようだ。それに関して、情報が錯綜している。教科書ネットは、文科省の介入として批判している。副大臣も、さも、全員協議会は無効で、地区協議会の答申に従えともうけとれかねない会見をしている。ここにきての文科省の動きは、介入といわれてもしかたがない。
 だけど、通知では、「八重山採択地区協議会の規約に従ってまとめられた結果に基づいて」おこなうこととのみ言っている。つまり、地区協議会の答申による決定とは言っていない。副大臣の会見も同じで、結論は言っていない。なぜなら、道理がないからだ。

 住民たちは、8日の全員協議会そのものが、正規の手続きのしたがってすすめられた決定と主張している。文部科学省のほうは、自民党にも配慮しつつ、しかし、住民の意思にたいして、介入するわけにはいけないというあたりのことを考えているのだろうか。そう思える節もある。結局は、県教委まかせで処理しようとしていると見ていいのか?今後の文科省の動きを注視すべきだろう。

 では、県教委はどうするのか? 問題は、メディアの動きかもしれない。「答申」に戻れ的な主張をするメディアも見られるだけに、その責任が問われる。8日の全員協議会の正当性を訴えることを、住民の会などの運動は、重視をしているということだそうだ。通知は、16日までの回答と言っているが、同時に16日以降も認める節の発言もあったりする。ここ数日は、山場だろうが、長い目で見ることも必要か。
 重大な局面だが、同時に、やってきた介入が、石垣の教育長と自民党とのあまりにもの一体性にみられるように、異様で、異常で、県民感情と乖離しているだけに、単純ではない。さまざまな要素にしっかり目配りをしながら、介入を絶対に許さない世論を大きくしていく必要があるんだろうなと思った。

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