ソマリア 75万人餓死の恐れ
東北の地にいると、やっぱりたとえば原発の放射能の不安のなかに生きる子どもたちの思いに胸がつぶされそうになります。われわれは、何ができるのかと問いかけられます。
同時に、そういう社会のさまざまな矛盾がつくりだす、困難は世界中にあります。そんな世界の現状にもつねに、思いをはせることができればいいとは思います。それはなかなか難しいことですけどねえ。
ソマリア 75万人餓死の恐れ(東京新聞)国連食糧農業機関(FAO)は五日、干ばつや内戦の影響で深刻な食料危機に見舞われている東アフリカのソマリアについて、緊急援助がなければ同国内の飢餓地域がさらに広がり、今後四カ月間で約七十五万人が餓死する恐れがあると発表した。七月時の予測に比べ66%の急増となる。
FAOによると、新たに南部ベイ地域に飢餓が拡大した。ソマリアで深刻な食料不足に陥ったと認定した地域は六カ所目。ベイ地域では、五歳以下の子どもの58%が栄養失調の状態にある。同国では内戦も重なり、毎日百人以上の子どもが命を落としているという。
ソマリアでは過去八カ月間に人道支援が必要な人が同国の全人口の半分に相当する四百万人に増えた。FAOは、対策を強化しなければ同国南部の飢餓はさらに悪化すると指摘。今後の援助として七千万ドル(約五十四億円)を必要とし、各国に一層の支援を呼び掛けている。
ボクの大好きな若いフォトジャーナリストさんがかの地に数日後に出発します。まだ治安も不安定なかの地なので、まず、無事に帰ってきてと祈るばかりですが、いい仕事をしてほしいという思いもあります。ボクはだまって、見守るしかないのですが、こころはいっしょでいたいですよねえ。卑しく、つまらないボクでも、この世界にある、悲しみや苦しみに対して、その根本的な原因への視線をもちつつ、思いをはせることができる人間は尊敬したと思います。
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