被災地を漂う強制の教育
『クレスコ』10月号が届いて、早速、目を通す。やっぱり野田さんの表題の文章がよかったなあ。東京や大阪の事態と、被災地を覆う、子どもの悲しみ、悲哀を置き去りにするような事態を重ね合わせる。そうだよなあ。それは、被災地だけではなく、いまの社会のなかで、子どもの苦しみや傷を置き去りにしながらすすめられる教育の暴力性とつながっているんだろうな。教育というのは、押しつけや強制(それは暴力だ)ではなく、そういう子どもの思いへの共感をとおして、子どもの内的な力が外に出てくるという形でこそ成立するいとなみなんだよなあと思う。子どもたち、若者たちとともにつくる学び。
こんな感想をもっても、野田さんには、ボクの言っているのはそういうことではないといってしかられるんだろうけどなあ。ちょっと、別件で感じていたことともあわさって、野田さんの本を読みたくなった。
もちろん、特集全体がいいですよ。
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