民主党、衆院選挙制度改革2案を了承 与野党協議へ
このニュースは、何となく不気味ではある。政局そのものが、どうも民主も自民も決めてみたいなものがなく、どんよりとした雰囲気になっている。だけど、このテーマはなぜかすすんでいる。なぜだろうか?
民主党、衆院選挙制度改革2案を了承 与野党協議へ(日経新聞)民主党は29日、野田政権発足後初となる政治改革推進本部(本部長・樽床伸二幹事長代行)の役員会を開き、菅政権時代に決めた衆院の比例代表の定数削減と小選挙区制度改革の2案を了承した。今後、野党との協議に入り、来年2月をメドに合意を目指す。
最高裁は3月、選挙区ごとの「1票の格差」が最大2.30倍あった2009年衆院選を「違憲状態にあった」と指摘。これを受けて民主党は衆院小選挙区の区割り基準を定める法の改正を検討している。
菅政権時代には衆院比例代表の定数を180から100に減らしたうえで、定数300の小選挙区をそれぞれ「5増9減」「6増6減」する衆院選挙制度改革案をまとめた。
衆院選挙区画定審議会設置法では、来年2月までに区割り改定案を作成し、首相へ勧告するよう定めている。政治改革推進本部の事務総長である城島光力幹事長代理は29日、「来年2月が与野党合意の一つの目安。できなければ勧告期限を延期する措置が必要になる」と述べた。
公明党も中選挙区復活などの抜本的政治改革案をまとめている。ただ民主党の輿石東幹事長は同日の記者会見で「現実を踏まえると現行制度の中で1票の格差を是正する方法が、優先するのではないか」と述べ、抜本改革には消極的な姿勢を示した。
不透明な政局の行方のなかで、この選挙制度の位置づけはどのようなものなのか? この議論がどのような役割をはたすのか? 議論は早く進むのか、それともこの次の政界再編をにらんだものなのか?
底流には2大政党制のゆきづまりと、その再編成があるのは間違いはないのだけれどもね。
さて?
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