ツリー・オブ・ライフ
今日は、ちょっとした経過があって、映画を見る。何を見ようかと、悩んだあげく、テレンス・マリックの表題の映画を見た次第。いや、ちょっと、驚いた(苦笑)。
これは、むちゃくちゃ評価が分かれる。それはそれで、ショーン・ペンとブラピの競演は魅力である。その期待をぜんぜん裏切らない。1950年代のテキサスの小さな町で暮らす、成功を求めながら、なしとげられない中流家庭の厳格な父親とその長男の葛藤や対立の場面は、リアルで、ものすごく息をのむ展開。
マリックの映像美は見事だけれども、抽象的な観念と宗教的価値みたいなものを全面に押し出した部分とがちょっと極端で。このバランスはよくわからない(笑い)。凡人には。この観念が、パルムドールなのかあ?
だけど、その葛藤、対立、和解、救済という展開は、それはそれでものすごく引き込む。ラストへの流れていく展開は、ちょっと涙が出てくるのは年のせいかあ?
初演では、拍手とブーイングにわかれたっていうのもよく分かる話。この監督は、伝説化されていくなあ、やっぱり。
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