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2011/08/31

校舎復旧、82校中6校 岩手、宮城の公立学校

 ニュースをクリップ。やっぱりひどいなあ。

校舎復旧、82校中6校 岩手、宮城の公立学校(共同通信)

 東日本大震災で校舎が使用不能になった岩手、宮城両県の公立小中高校82校のうち、校舎が使えるようになったり、復旧のめどが立った学校がわずか6校にとどまっていることが31日、各県教育委員会などへの取材で分かった。両県では既に全ての公立学校で夏休みが終わったが、被災学校の9割以上は、他校や公共施設などでの「仮住まい」授業が続く。
 津波で市街地が壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の志津川高校は今月19日、最後の課題だった水道の復旧を受け、元の校舎に戻った。佐藤孝喜教頭は「温かい支援を受け、ようやく校舎に戻ることができた」と感慨深げに話した。

 なぜ、すすまないのか? 被災した学校の復興は、現行の制度でも、いろいろな支援がおこなわれ、実質は95%ていどは国が負担することになるはず。だけど、それでも、疲弊した財政状況にある地方自治体にとっては、この支出は、大きな負担になっている。それが一点。
 もう一つは、そういう学校の復興は、原形復帰でなければならないという規定がある。高台への移転だとか、津波を考えて、もう少し高くつくるなども含めた、変更は許されない。それをしようとするととたんに自治体の負担が大幅に増える仕組みになっている。
 つまり、阪神大震災並みの措置をとったと言っても、現状にはなんらかみ合っていない。
 もっと一つひとつ、柔軟に、機敏に問題をつかんで解決していくのが政治の役割のはずだけど、あまりにも、現場に向いていない政治の現状がここにもあるのだよなあ。

 現場で抱えている問題は、これだけではない。だからこそ、そういう声にどうして政治が向き合わないのか、もどかしい。

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