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2011/08/23

八重山教科書 公民は「つくる会」系を選定

 注目されていた沖縄・八重山の教科書採択地区協議会が開かれた。結果は…。

八重山教科書 公民は「つくる会」系を選定(沖縄タイムス)

 教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は23日、石垣市内で2012年度から4年間、中学校で使う教科書について協議を行い、「公民」で育鵬社、「歴史」で帝国書院を選定した。作業は委員8人による非公開・無記名投票で行われた。
 協議会は今後、選定結果を石垣市、竹富町、与那国町の教育委員会に答申、26日に石垣市と与那国町、竹富町は29日に委員会を開き、採択審議する。
 会場前には教育関係者らが育鵬社、自由社の教科書を採択しないよう求めて抗議行動を行った。

 現場の教師たち、多くの県民の声を踏みにじった、絶対に、許せない暴挙だ。沖縄戦の体験や戦後の軍事占領の体験をもつ沖縄にとって、憲法改正を求めるようなこの教科書の採択はいかがなものだろうか。これから地域教育委員会の採択手続きに向かい、さまざまな局面があるのだろうけれども、この選定協議会の答申そのものの問題性を、しっかり明らかにすることは緊急に求められていることなのだろうな。

 同時に、歴史教科書については、つくる会系の教科書が選ばれなかったのは、県民のこの間の批判の高まりの結果だと思うなあ。さすがに。自分の反省でもあるのだけれども、つくる会の教科書を批判するとき、どうしても、つくられた経緯から内容的に歴史7、公民3ぐらいの割合で批判することになりがち。だが、公民の教科書は相当、問題のなるもの。昔、憲法研究者に本格的な批判をやってもらったことがあるけれども、そういうちゃんとした批判を、根を抜かずにとりくまないと、足元がすくわれるのかもしれないなあとも思った次第。

 いずれにしても、全体として、まだ多くの地域の教科書の選定作業が残っている。しっかり、注視していく必要はありそうだ。

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