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2011/08/16

教科書採択問題、八重山協は「意図的」 選定で緊急アピール

 八重山の教科書問題が山場を迎えている。沖縄2紙は、大きくこの問題を特集している。

<u>教科書採択問題、八重山協は「意図的」 選定で緊急アピール(琉球新報)

 教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)をめぐる問題について、2007年の高校歴史教科書検定意見の撤回を求める「9・29県民大会決議を実現させる会」は15日、県庁で記者会見し、「沖縄戦の事実を歴史教科書に記述させることを求めてきた県民として、全く事実に反する教科書が採択されることは絶対許すことはできない」との緊急アピールを発表した。
 アピール文では、県教育委員会、各採択地区協議会、市町村教育委員会に(1)より多くの教員の意見、調査研究を反映した「適正かつ公正な採択」がなされること(2)教科書採択に当たり「9・29県民大会決議」「市町村議会決議」などで示された「沖縄戦の真実を教科書に」という県民の願いを大事にし、選定を進めること―を求めている。
 玉寄哲永世話人は、同採択協議会の動きについて「現場の意見を聞かずに教科書を選定することに、意図的なものを感じる」と述べた。
 また、県民大会について「11万6千人は単に県民感情で集まったのではない。歴史的事実を踏まえた冷静な判断だ」と語った。…

 「9・29県民大会決議を実現させる会」は、県P連、親子連などが中心になった組織。いま、沖縄全体が大きく動いている。
strong>沖縄タイムスは、7つの教科書の読み比べを特集している。沖縄戦の、「集団自決」についてみると、育鵬社は「米軍の猛攻で逃げ場を失い、集団自決する人もいました」、自由社は「米軍が上陸する中で、追いつめられた住民が、家族ぐるみで集団自決」とし、日本軍の関与には触れず、米軍によるものと記述しているのが特徴だ。他の教科書も十分なものが多いが、ここまで、沖縄戦の本質を曖昧化した記述はない。そして、「公民」では7社中、育鵬社だけが在沖米軍基地について本文中で一切触れていないともいう。
 
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