「お政治」をやめ有権者信じよ
今日の朝日のオピニオン欄で、『困っている人』でいまやときの人になっている大野更紗さんが、表題の文章を、野田新内閣に、おくっている。見出しがこれかなっていうのはあるけれども、とても的を射た議論だと思った。
今、日本の福祉を支える現場は限界のギリギリの状態です。介護、医療、教育など、あらゆる公的サービスの体力がどんどん弱くなって、社会保障の最低限のラインすら維持できなくなりつつある。これは戦後の日本がずっと引きずってきた課題なのだと思います。家族と企業に頼って、福祉制度の欠陥をある程度埋めてきたツケがいま出てきています。
私の実家は、福島第一原子力発電所から三十数㌔地点にあります。母の生家は原発のすぐそば。親族にも避難民もいる。フクシマのために何ができるかということを考えても、選択肢を増やし、機会を確保するために、やはり社会保障を立て直すことしかないと思います。
政府のつくった「社会保障と税の一体改革」の成案にしても、細部に絆や家族の強調が目立ちます。既に困っている人たちに、絆や自助に頼れというのでは、政治は何もしないのと同義に近い。
いまこそ、社会保障の立て直しというのはとっても共感。そもそも、社会保障の制度は構造改革前も不十分だったけれども、構造改革のもとでぼろぼろにされてきた。それが問われている。震災で、”絆”ということに注目があつまる。住民の努力を励ます意味での注目は大事だけれども、現実には、復興政策というものが動き出すと、生々しい”格差”というものがうきぼりになり、それをめぐる意見の対立なども生じる。だからこそ、”絆”は、自主的なものにとどめるのではなく、ちゃんと社会保障の制度として位置づけられなければならない。いま問われているのは、そういう政治のあり方だと思うなあ。
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