震災・原発問題連続シンポジウム<人間の復興を目指して> 第1回 原発労働問題シンポジウム
全進研のあと、弁護士会館に場所をうつして、夜は、表題のシンポジウムに。こちらは、もっと生々しく、重々しい。今日の東京新聞にも、原発労働者の派遣ピンハネの話がでていたけれども、八万とも一〇万ともいわれる東電からの支出が、一次下請けから何重もの構造の下の、派遣を出す現場にきたときに、八〇〇〇円とか一万円とかの額になる構造というものが提示される。その差額というものが、原子力ムラの構造そのものでもあるのあろうけれども。そして、その現場での被曝というものの実状。だけど、労災として認定されたのはわずか10件しかないという。
ここには、派遣労働、請負労働というものが組み込まれたがゆえに、いっそう人命を軽視する労働によって支えられていく原発そのもののメカニズムがある。いいかえれば、それが現代の労働ということでもある。うーん、それでも原発を続けるのかという問題は、それでもそういう雇用を続けるのかという問いかけだ。あまりにも根が深い。今日の話では、共産党のいわき市議の渡辺さんから、外国人労働者の話まででてきた。ああ、この国で働くと言うことは、ほんとうにどういうことなのだろうか。
弁護士さんの報告も、風間さんの話も、当事者の方の話も、萬井先生の話(講演だったので、中には教科書的な話もあったけど、でもなるほどよくわかっているなあってびっくり)も、とっても面白かったです。充実したなあ。
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