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2011/08/08

枯れ葉剤9施設で使用 元在沖米軍人証言

 数日前から沖縄でショッキングなニュースが流れている。それがこれ。2日前の記事だけど、クリップをしおてこう。

枯れ葉剤9施設で使用 元在沖米軍人証言(沖縄タイムス)

 1960年代から70年代前半の米軍普天間飛行場やホワイトビーチ、キャンプ・キンザーなど県内の9米軍施設で、ベトナム戦争で使用された猛毒の枯れ葉剤(エージェント・オレンジ)を使用、貯蔵していた可能性が高いことが5日までに分かった。北部訓練場での使用は2007年に判明しているが、広範囲な使用、貯蔵が明らかになるのは初めて。当時、効果的な除草剤として一般県民が入手した可能性があることも分かった。環境への影響や基地従業員などへの健康被害は未解明のままだ。
 英国系ジャーナリストのジョン・ミッチェルさんが沖縄に駐留した退役軍人十数人から証言を得た。
 証言によると、米本国などから沖縄に運ばれた枯れ葉剤は、多くが嘉手納基地や那覇軍港からベトナムへ輸送された。しかし、県内の米軍基地でもフェンス際や滑走路周辺で除草剤として使われていた。危険物との認識はなく、マスクや手袋もせず、雑草処理として散布された。…

 これまでも疑惑はあったけれども、米軍は、「沖縄で枯れ葉剤の使用、貯蔵を裏付ける資料や記録はない」と、土壌や水質の調査を拒否してきた。だけど、今回は直接枯れ葉剤を扱った当事者の証言である。ただちに調査が求められるし、そのことに日本政府は責任を持って取り組まなければいけないと思う。

 おりしも、米軍がベトナム戦争で枯れ葉剤作戦を開始してから今年で50年になるそうだ。8月10日に初めて散布されたことから、ベトナムで「枯れ葉剤作戦を記憶する日」に指定されているという。7日にはベトナムで被害者の集会も行われたそうだけれども、その被害の傷跡は、いまだ大きく、苦しみのなかに多くの人がいる。そして、アメリカの帰還兵の被害も今なお大きな問題となっている。

 それだけに、日本でも早急な対処が求められる。韓国でも今年に入り、枯れ葉剤廃棄が問題化しているそうだ。元在韓米軍人の埋めたという証言があり、そのことを米軍当局は認め、問題の基地を公開するなどしている。日本では、どうなのか? 日本政府の態度が問われるし、そのためにも、国民の強い声そこが必要なんだろうけれど。

 先日、ある人から、ブログに本の紹介ももっとしてといわれた。うーん、ちょっと、本を読むスピードが落ちているのか。この8月はもっと、しっかり本を読みたいなあ。だけど、眠いんだよ、電車の中とか。

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