福島 原発と人びと
フォト・ジャーナリストの広河さんは、チェルノブイリの子どもたちへの支援にとりくんでいた。その広河さんが福島の人たちを描く。地震、そして事故発生直後の様子、原発作業員は何を見たかの聞き取り、避難した人びとのリポート、メディアと一体になっら事故の隠蔽、広がる放射能被害、そのなかでの子どもと学校。正直、涙なしには読めない。もっと、なんというか、あおるような文章だと思っていたけれども、読ませる。
だけど、最後の部分は、ちょっと、ちがうけど。うーん、放射能の影響については、いろいろな見解がある。そこは冷静に、議論すべきところだと思う。そのうえだ、大事なことは、子どもたちに不必要な被曝をさせないためにあらゆる手だておとることだと思う。その合意をつくりあげるうえでも、ここは議論の仕方を少し考えさせられる。
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