福島の子どもたちは今
いわきに住む、お母さん弁護士の菅波香織さんが表題の文章をネットで発表されている。いろいろ考えさせられる文章である。
あらためて、子どもの被曝というものに関して、この国の政府は、ただしい対処をしてきたのかということを問わずにはいられない。なぜ、情報を隠したのか? なぜ、きちんとした調査をしなかったのか?
そして、なによりこの国の対処のあり方は、国際的な準則にもとづいて、子どもを被曝させないためのあらゆる対処を行おうとしたのか。子どもには、必要のない被曝をさけるというのが鉄則である。
にもかかわらず、除染すら十分すすまないのはどういうことなのだろうか? 一筋縄ではいかない、この除染をすすめる本格的な体制はなかなかつくられない。それどころか、膨大に生まれている放射性廃棄物の処理は、結局は、自治体におしつけるというのだろうか?
避難1つをとっても、あまりにも個人の負担が大きい。自主避難にいたっては、いっそうだ。人として生きる権利の回復ではないのか? それをおこなうのは国家の責任ではないのか?
いま、生まれている不幸や困難に、ボクらはなにができるかなあ。
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