ネットワークでつくる放射能汚染地図 3 子どもたちを被ばくから守るために
昨日のETV特集。汚染地図作成の2人組みのその後を追う。飯館などの人々の、被曝解析なども続ける。この地域の人々の、自主的な取り組みの水準の高さには頭がさがる、と、同時に、すぐに情報を明らかにしなかった政府や東電の行為はこれこそ犯罪以外なにものでもない。
同時に、ちょっと驚いたのが二本松市における線量の高い地域の存在。二本松でそうなのか。部屋の中でも2マイクロシーベルト/hになっている。さまざまな選択が住民には突きつけられる。そこには赤ちゃんも住んでいる。番組では、除染作業に密着した。除染作業がどれだけ、一筋縄ではいかず、ていねいに線量をはかって原因をつきとめ、ねばり強い作業が必要なのかがよくわからる。それだけに、ほんとうに本腰を入れなければいけない。それが、なぜ、早くから、本格的に手がついてこなかったのか?
だけど、同時に、現実には、除染だけではなく、移住や疎開などが求められるところもあるのだと思う。そういう問題は、この番組では扱われなかった。そこにはたくさんの問題がある。除染もいまだ、個人の取り組みにとどまっているところがほとんどなわけで。移住や疎開ということを考えた時、政治や行政、そして社会で何ができるのか。いま、すでに、おこなわれていところの問題をどう考えるのか?
いや、ほんとに、難しい問題がいっぱいある。だからもっと、しっかり政治家は発言すべきなのだと思うのだけれども。
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