検証動かぬ基地vol.98 高江にあった「ベトナム村」とは
ノグチゲラの繁殖期のため、工事が中断されていた、沖縄・東村高江のヘリパット建設も、その繁殖期が7月で終わるため、再び緊迫した局面を迎えることになる。2月の高江は、ほんとうに深刻な事態が展開されていたのを思い出す。ちょうど雑誌のグラビアで、高江の写真を準備をしていて、そして、そのときに3・11に遭遇したのが今年の前半だったなあ。
なぜ、高江の人たちは、ヘリパットを拒否するのか。そこには、そこに住む人が、訓練の標的とされる事実と、それがくり返されてきた沖縄の歴史がある。
琉球朝日のこの映像は、なかなか見応えがあった。
検証動かぬ基地vol.98 高江にあった「ベトナム村」とは(琉球朝日放送)=映像ありノグチゲラの繁殖期が終わり、7月から工事を再開する予定の東村高江のヘリパッド建設。10日たち、まだ動きはありません。しかし、アメリカ軍の訓練場の隣で生活をする住民の苦労は、今に始まったことではありません。
今から48年前、高江の近くに「ベトナム村」と呼ばれるアメリカ軍のゲリラ訓練施設があり、ベトナム風の家や家畜も飼われ、訓練の時には高江区民がベトナム人の役をさせられたという歴史がありました。
伊佐真次さん「私たち現場で今24時間張り付いてがんばっていますけれども、これでは身が持ちません」
2007年から始まったヘリパッド建設。反対する座り込みも5年目に入ります。7月からの工事再開を危惧して、報告会には過去最大の500人が集まりました。…
沖縄の人にとっては当たり前かもしれないけど、本土では共有されていない歴史や事実がここにある。ぜひ、みてほしいなあ。
« 私たちはこうして「原発大国」を選んだ 増補版「核」論 | トップページ | 原子力委の設置、裏に偽装報告 55年 初の海外調査団 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も(2024.08.14)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
- 「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」(2024.07.21)
- 「膨張と忘却 〜理の人が見た原子力政策〜」(2024.07.18)
「平和」カテゴリの記事
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(2024.09.03)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
- 関東大震災の朝鮮人虐殺、否定論やまず 公的記録、相次ぐ「発掘」(2024.08.30)
- 連載「未完」の辺野古 「辺野古移設は最悪のシナリオ」 在沖縄米軍幹部の語った本音(2024.08.26)
「政治」カテゴリの記事
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(2024.09.09)
- 河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明(2024.09.05)
- 沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(2024.09.03)
「経済」カテゴリの記事
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(2024.09.09)
- 河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明(2024.09.05)
- 小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応(2024.09.01)
- 私の問題から、みんなの問題に(2024.08.28)
« 私たちはこうして「原発大国」を選んだ 増補版「核」論 | トップページ | 原子力委の設置、裏に偽装報告 55年 初の海外調査団 »
コメント