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2011/07/21

平松大阪市長の発言

 今日の、朝日新聞のオピニオン欄で、大阪の平松邦夫市長が、生活保護について、「努力しない人、打ち切りも」という文を載せていた。もともと、生活保護の有期化に熱心な人ではあったのだけど。稼働世代の受給の増加を問題にしながら、「働かなくても最終的には生活保護が面倒みてくる風潮が広がっている」と批判する。もちろん、国が責任をもっておこなうべきものという主張は、たしかにそうだけれども、「えり好みさえしなければ、働き口は十分にあります」だとか、「収入が保護基準に満たない場合は公費で補えばいい」という主張は、事実・実態をふまえていないし、後者のほうはいまも、そういう制度で運営されている。この人は、そういう基本的な認識のうえで、歪みがある。

 だけど、大阪をめぐってややこしいのは、大阪では、あたかも、橋下さんと平松さんの対決が、最大の問題のような報道をされていることだ。考えればすぐにわかることだけれども、新自由主義的な視点で、福祉の切り捨てに乗り出す姿勢は、橋下さんと平松さんの間には、それほど大きな差があるようには思えない。同じ、勢力の中での手法のちがいがあるにすぎない。本当の対決は、別なところにあるのではないのだろうか。そう考えると、大阪で、福祉を守り、発展させるような府・市政をつくっていくたたかいは、その本当の対決点を、メディアのキャンペーンをはねのけて府民・市民の前に提示するというとてもしんどい仕事がまずあるのだなあと。

 秋の選挙まではまだ多少の時間はあるが、大阪の問題は、結構、全国的な影響を与えかねない側面もある。なにしろ、中央政界でも、2大政党勢力は、完璧に行き詰まってしまっているのだから。そのなかで、大阪で、どのような議論と論戦はなされていくのかは、ちょっと注目せざるをえないところなんだけれども。

 さて、今日はひたすらインタビュー原稿と向き合う。今月、もう3本目だから、だいぶお疲れです。でも、今月のそれらは、それぞれ、相当おもしろいですよ。もう一息です。

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