BS歴史館 「暗号名 ブロークン・アロー~隠された核兵器事故」
今日は、グラビアの刷りだし立ち会い以外は、ずっと実務の一日。かなりたまった、実務を淡々とこなす。ああ、めんどくせ。とくにお金を扱う実務は、やっぱり嫌いだなあ。
夜、10時頃、家に帰ると、相方は相変わらず韓国ドラマのDVDを見ているので、しかたがなく作業部屋でパソコンをつくて、何となく、録画してあったこの番組をぼーっと眺める。
アメリカには、ブロークン・アローという名前で、核事故のファイルが保管されているという。32件の事故。番組ではそのうち2つの事故について、その後を追う。水爆が地上に落ちた事故、そして海底に。前者、1966年1月。スペインの田舎町パロマレスに突然、核弾頭が降ってきた。上空を飛行していた米軍機の落下物。爆発は免れたものの、プルトニウムが飛散した。しかし、その処理は、完全ではなかった。しかし、異質なものと、結果的に共存することを強いられたときに、それは”安全だ”ということを強弁するメカニズムが動き出す。どちらも、現地は、安全性を強調し、それが受け入れられている。これは、原発の「安全神話」が、なぜ原発のある現地で受容されていくのかということとも共通性があるのだろうか。
同時に、これは、ヨーロッパだけの問題ではない。32件のリストには、タイコンデロガの事故も含まれる。その水爆は、いまだ海の中に眠ったままだ。
BSを見ると、ドキュメントもので、そうとう恐ろしい番組を毎週やっている。
ほんとうに恐ろしい現実が、実は、目の前に存在している。
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