これでいいのか福島原発事故報道
原発事故について、いろいろ勉強したいけど、何から勉強したらいいのか。案外、この本はおすすめ。多角的でいて、わかりやすいし、内容的にもよくできているなあ。
原発事故からまもなく五カ月がたとうとしているが、いまだその収束は見えない。そんななかで、多くの国民が、原発そのものの安全に、疑念を感じている。それは、同時に、「安全神話」の形成に一役を買ってきた、メディアへの不信でもある。今も、はたして必要な情報が、正しく報じられているのかと。
いったい原発について、何が伝えられ、何が伝えられていないのか。本書は、福島での原発の危険を告発する運動、抑圧を受けてきた原子力研究者、低線量被ばくの危険、電力会社の広報戦略、原発労働者の被ばくの実態、広告のあり方、脱原発運動の報道、そしてメディアが「原子力村」にどう取り込まれていったのかを検証する。吉井衆院議員の国会質問を含め、豊富な資料で、多角的に問題に迫る。
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