未解決事件 File.01グリコ・森永事件
昨日、一昨日と「劇場型犯罪の衝撃」「消えた“かい人21面相”」「目撃者たちの告白」の三編で、ドラマとドキュメントでこの事件を追った。ちょうど、ボクが京都から東京に出たころの事件でもある。いくつかのことは覚えていたけど、大きく社会というものが変容していく、そういう時代にあたっていたんだろうなってつくずく思う。
この番組で、新しく明らかにされたことは、警察が想定した犯人像が、いまの科学捜査によるものからすると、明らかにあやまちがあったこと。もう1つは、最後のお金の受け渡しの時の、滋賀県警の動き、ということだろうか。
番組は、前半は、メディアの変容。スクープを追い、話題になるような記事を競う。読売の加藤護記者の目をとおして、ドラマはつくられていたが、その読売も、ちょうど黒田清が、大阪の社会部から追い出された後にあたる。
後半は、警察の側の問題。日本の警察は、刑事警察よりも公安を重視する傾向が強く、その矛盾はずっとあったわけだけど、社会の変容の前に、その矛盾があらわになってくるということだろうか。一網打尽をねらう、集権統制、秘密主義などなどが。
なるほど、こうした事件が投げかけているものも多いのだなあなどと、いろいろ感じたり、考えたりしたわけでもあるけれども。
« 67%が「原発減らすべき」 被爆者千人アンケート | トップページ | 自由社の歴史教科書、他社の年表盗用…謝罪 »
「ニュース」カテゴリの記事
- 2017年01月13日の新聞社説(2017.01.13)
- 2017年01月12日の新聞社説(2017.01.12)
- 2016年11月13日の新聞社説(2016.11.13)
- 2016年09月06日 新聞社説(2016.09.06)
- 熊本・益城で震度7 家屋倒壊、火災も(2016.04.14)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『自由光州 —1980年 5月—』『はじけ鳳仙花 —わが筑豊 わが朝鮮—』と「太陽の運命」(2025.05.05)
- WOWOWシネマのラインナップ。「国際市場であいましょう」からはじまって、「光州5・18」「1987 ある闘いの真実」「KCIA 南山の部長たち」そして「ソウルの春」(2025.05.04)
- 玉木雄一郎氏 日本経済復活へ“働きがい改革”提唱 「残業減らそうみたいな話だけど、私はむしろ…」(2025.05.01)
- 「“権力”と性暴力」(2025.04.28)
- 戦犯死刑囚 スガモプリズンの日々(2025.04.26)
« 67%が「原発減らすべき」 被爆者千人アンケート | トップページ | 自由社の歴史教科書、他社の年表盗用…謝罪 »
コメント