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2011/06/29

シンポジウム「雇用におけるジェンダー平等の実現に向けて~パートタイム労働法・有期労働法制を中心に~」

Img00252201106291936_2 暑い一日、今日は、印刷工場に出かけたり結構、外回りの多い一日だった。それだけにだいぶバテてしまった。ほんでもって、夜は日弁連の表題のシンポジウムを聞きにいった。どうしても、ボクの弱い分野だから、ちょっと意識的に勉強に行く。だけど、こういうことに気をとられると、自分が担当していた分野の勉強がおろそかになってしまうというジレンマもあるんだけどなあ。全体として、どうも深まっていないなあ。どうしようか。
 ほんでもって、だいぶ疲れていたので、シンポの最中、ところどころで意識がとぎれるということがないわけではなかったのだけれど、だけど、総じて、おもしろかった。弁護士さんの基調報告で、近年、女性のパート労働が増え、男女の格差がいっそうひろがっていることなどのデータを学ぶ。浅倉さんの報告で、実際に、労働の面でいかに、女性が均等な働きをしているのかの分析、たしかにパートだって基幹労働化しているのだから。しかし、裁判の面での、困難とそれに向けてのたたかいを、中村弁護士。この話はシャープでおもしろかった。あと、パートの労働組合の活動の話。ねばり強いたたかいには感動する。同時に、議論も含め、なぜ、このたたかいが大きく本流にならないのか。どこに、多くの人を巻き込めない問題があるのかということも考えさせられる。
 パート法の改正もそうたやすいことではなさそうだ。制定されたときに、問題視されていたことがなかなかうまらない。有期雇用をめぐってはどうなだろうか。女性の問題は、一方で、非正規雇用の広がり全体の問題と重なってくる。そういう面もある。うらを返せば、正規労働者の異常な働き方の問題である。下支えの問題とともに、社会のあり方全体も問わねばならないということなのか。とても大きな問題だけど、どう議論されているのか? ちゃんと、整理してかからないと。

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