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2011/06/28

原子力推進役の一人、中曽根元首相が突如、自然エネルギー派に変節

 いやはや菅さんをめぐるいろいろな動きはどうもあわただしいなあ。その混迷振りは、やっぱり目指すビジョンがない政権党の末路みたいなものを感じさせてくれるなあ。さて、どうなるのかなあ。

 ちょっと職場で話題になっていて、ある人から教えてもらったニュース。いやはや、なるほど中曽根さん。

原子力推進役の一人、中曽根元首相が突如、自然エネルギー派に変節(オルタナ)

 科学技術庁長官や原子力委員会委員長を歴任するなど、原発推進の先駆者だった中曽根康弘元首相が最近、自然エネルギー推進を主張し始め、世間の耳目を集めている。
 6月26日、神奈川県などが横浜市で開いた「太陽経済かながわ会議」にビデオメッセージで登場し、「原子力には人類に害を及ぼす一面がある」「自然の中のエネルギーをいかに手に入れて文化とするか(が大事)」などと主張した。
 政治家現役のころから「風見鶏」の異名をもっていた中曽根氏だが、世間の評判は「さんざん原発を推進しておいて何をいまさら」や「脱原発に回ってもらえるなら風見鶏も大いに結構」などと賛否が渦巻いている。
 日本の原子力発電は、研究開発費が始めて国家予算に計上された1954年がスタートとされているが、予算を提出したのは、当時改進党に所属していた中曽根康弘元首相らだ。

 中曽根氏は6月26日、「太陽経済かながわ会議」にビデオメッセージで登場した。このシンポジウムは、太陽光発電を中心とした新たなエネルギーに基づく経済社会の構築を神奈川が率先して取り組み、全国に発信するのが目的だった。
 黒岩祐治神奈川県知事のインタビューに答える形でスクリーンに大写しされた中曽根氏は次のように語った。
 「人間の発展は、自然の中のエネルギーをいかに手に入れて文化とするかであり、それが人間と自然の関係です。原子力という巨大なエネルギーも人間のために有効利用するというのが知恵で、自然との闘いを部分的に克服してきました。しかし、原子力には人類に害を及ぼす一面もあって、それを抑えるのが人間の文化と歴史です。今回の事故もその中で捉えたらいいかと思います」
 黒岩知事がシンポジウムのテーマである『太陽経済』について尋ねると、「太陽の恵みをエネルギーとして活用したいという努力はある程度成功したが、エネルギー量としてはこれからの課題」と答えた。そして、次のように締めくくった。
 「これからは太陽エネルギーに転換していく段階でしょう。これをさらに上手に使うというのが文明であり進歩。これからは日本を太陽国家にしていきたい」…

 もちろん風見鶏の異名をもつ政治家だといえばそれまでだけれども、日本の原発政策史を振り返っても、50年代とともに、80年代のチェルノブイリ後の原発推進に圧倒的に意味をもった政治家の発言である。その意味は決して、小さくはないような気もする。いろいろな限定がありながら、保守政治の大きな部分で、こういう議論になってきているというのは、とても考えさせられる。たぶん、中曽根さんだけじゃなく、いろいろなことが始まっているのは事実だろうなあ。

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