育鵬社・自由社教科書は、子どもたちに渡せない!大集会
夜は、表題の集会に池袋へ。
まず、有馬 理恵さんの一人芝居、水上 勉作 「釈迦内柩唄」。この人、一度、いま5歳になるお子さんが赤ちゃんの頃、お会いしたことがあるけど、むちゃくちゃきれいな人だったなあ。いずれにしても、この芝居は花岡鉱山をテーマにしたもの、ちゃんと見てみたいもの。脚本も、ちゃんとよまなくっちゃ。つぎに、在日のピアニスト、崔善愛さんの話。これも、ハッとさせられる。現場の発言のあと、お目当ての、高橋哲哉さんの講演。ちょっとした知り合いだけど、さすがの話。POSSEで書いていた、福島原発のその地で育った人間としての話からはじまって、いまの社会を、天皇制軍国主義から、日米安保原発主義と形容する。そこに貫くのが、歴史の偽造だと。自由社の教科書にのっているミラン・グンデラの話をとりあげながら、実はここにこそ彼らの姿があると。グンデラの話をとりあげるところあたりが、髙橋さんらしくうまいなあ。そして、それがいまの政治が求め続けるのとして、平沼や安倍がすすめる地下原発の話へと。いまの2大政党政治の思想的腐敗が浮き彫りになるし、そのことを問いかける。
俵 義文さんの教科書をめぐる情勢報告も、コンパクトでよかったです。歴史畑の人が中心となった、記述の内容の検討とは少しちがう、教科書の集会は、それはそれで、とてもおもしろかったです。
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