「コヒスタン、瞬く瞳の中で」パキスタンの子どもたち
午前中、渋谷敦志さんの表題の写真展に行ってきた。パキスタンのこの地は、数年前に大きな地震があり、昨年、集中豪雨による大洪水が発生し、谷間を流れる川が山津波となって氾濫し、道路や市場、学校や民家を押し流した。この災害では死者およそ1,900人、被災者は2,000万人を超える大惨事となった。水の力というのは恐ろしい。
写真そのものは、被災の現場を直接とるものではなく、復興のなかを生きる子どもたちの姿を追ったもの。テーマとしてはとても難しいもの。それをまるで中世の絵画のような写真にしあがっていた。
この地は、山の民の地だ。彼はビルマの写真もそうだったけど少数民族を追う。そこには固有の暮らしがあり、文化がある。あざやかな衣装を身にまとう子どもたち。東北の地の震災でもそうだけど、そこには固有の暮らしがあり、文化がある。そのことを無視した復興などはありえない。そういうことは教えてくれる。
会場の写真は渋谷さんのブログにある。
ぜひ、見てほしい写真展だな。
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