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2011/05/27

教育長「君が代起立条例は不要」 足並み乱れる大阪府

教育長「君が代起立条例は不要」 足並み乱れる大阪府(共同通信)

 大阪府の中西正人教育長は27日の府議会本会議で、橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」が提出した、入学式などの君が代斉唱時に教職員に起立・斉唱を義務付ける条例案に関し「条例による義務付けは必要ない」と表明、現場指導を徹底して対応すれば十分だとの考えを示した。
 知事と連携し教育行政を担うはずの教育長が反旗を翻し、足並みの乱れが露呈した格好。今後の審議に影響しそうだ。
 自民党の花谷充愉府議の質問に答えた。
 条例案の対象に市町村立学校の教職員が含まれている点についても「服務監督権が市町村教委にある中で、どう(条例案を)理解し対応するか慎重に検討したい」と指摘。「府教委は校長と力を合わせて対応する」と述べ、教育現場の努力を尊重すべきだとの意向を明らかにした。
 府教委は2002年に起立を求める通達を府立学校に出していたが、今回の条例化を回避する目的で、全教職員に向けた職務命令を出し、あらためて指示を徹底する方針を決めている。…

 橋下知事は、「条例が必要かは政治が決める話だ」と言う。だけど、日弁連会長も指摘するように、教育への政治の介入は、抑制的であるべきだというのが、教育基本法の精神でもあるし、最高裁の判決でもある。そのことを、理解しようとしない、もしくは日弁連会長声明を無視するような発言は、法律家としての感覚を疑う。

 補足して、教育長が、東京のように、服務命令でやるということが、最高裁などの判例で認められているというのも、たしなにそういう判例は存在するのだけれども、そもそも専門家の間でも、強い異論があることは、よく見ておく必要がある。判例があると主張する人は、その判決を読んだことがあるのかと思う。この判決は、論理的に意味不明で、結論だけを押しつける政治的なものであることは、読めば素人だって感じるものであるのだから。最高裁判決への批判的な視点も必要である。そして、東京の処分に対する3月の判例は、この最高裁判決をふまえながらも、この判決をもって、処分をすることは、妥当を欠くと言わざるをえなかったことも見ておく必要があるのだと思う。

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