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2011/04/05

新学期の教室 沈黙せず思い語り合おう

 朝日新聞の氏岡さんが、今日の紙面で表題の文章を書いていた。氏岡さんは、今度の大震災をうけ、学校で何ができ、求められているのかを、発信し続けている。震災が子どもたちに与えた心の傷は想像以上に大きい。その恐怖や哀しみを表出し、語り合う学校の役割がいまほど必要な時はない。もちろん、そのためにも学校がいち早く、子どもたちが安心できるような空間として回復することが求められることはいうまでもない。そして、少し、被災地から離れた場所にいる子どもたちが、映像をとおして直面した悲惨な現実をどう受けとめるのか、そういう意味を問う場でもあってほしい。

 同時に、震災から3週間以上たち、新学期がはじまる今、新しい問題に子どもたちが直面していることにも無関心であってはいけないとは思う。親を失った子どもの問題がある。同時に、これから子どもが直面する多くの問題は、家庭をとおして降りかかってくる。直面する経済的な困難、さらには、家族を喪った哀しみや苦しみが解決せずに、家庭が家庭としての役割を果たせない現実にも直面する。何冊か、阪神の際の精神科医の書いたものを読んだけど、子どもの問題の多くは、こうした家族の問題だったことはもっと注目されていい。
 何ができるのかは難しい。だけれども、そういうたくさんの哀しみや苦しみ、困難を抱えた人をおきざりにしない社会であってほしい。そのためにどんな支援ができるかを真剣に考えたいと思う。

 もう1つ。被災地では、学校が避難所となる。阪神のときもそうだったけれども、その避難所の校長や先生たちは、学校にとまりこんで、その運営にあたっていることも少なくないのだと思う。そして彼ら彼女ら自身が被災者だ。その人たちが抱えるストレスや苦しみもまた大きい。メディアは、そういうがんばる人をほめたたえるけれども、そうではなく、そういう人たちへの支援が、ていねいにされることももっと求めたいと思う。

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