身内の乱首相窮地 小佐古内閣参与が辞任
昨日は、遅くまで飲み会。波瀾に満ちた飲み会でしたねえ(笑い)。
さて、今日はこのニュースでもちきりで。
身内の乱首相窮地 小佐古内閣参与が辞任(東京新聞)菅直人首相に新たな痛手が二十九日、加わった。自身が内閣官房参与として起用した小佐古敏荘・東大大学院教授が首相の原発事故対応を批判して辞任。休日を返上しての衆院予算委員会での答弁でも、首相は野党の追及に対し、反省の言葉をしきりに口にするなど、力がなく、首相の苦しい立場を示した。 (城島建治)
小佐古氏の辞任は首相への抗議の意味が強く、これによって、首相のメンツは大きく傷ついたほか、ただでさえ批判が強い首相の原発対応は信頼をさらに失うことになった。
小佐古氏は放射線の専門家。専門家が政府内で見ていた結果として、放射性物質の拡散予測のデータ公表の遅れなど、政府の対応はおかしいと認定したことになり、首相への打撃は極めて大きいといえる。小佐古氏は記者会見で「何を提言しても無意味だ」と首相をなじった。……
小佐古さんといえば、原爆訴訟の国側の証人にもなった、いわば政府のサイドの主張をくり返してきた人物。その彼がねえ。これが、辞任のときに彼が出した文章。
内閣官房参与の辞任にあたって(辞意表明)
内閣官房参与 小佐古敏荘
ほぼ、全文政府への罵倒である。よくゆうよなあという思いもあるけれども、それほど、政府の対応が誠実でないということの証かを、あらためて腹立たしくなる。とくに、小学校等の校庭の利用基準の問題について、国際常識にもヒューマニズムにも則っていないとの強い批判は、注目すべきだと思うなあ。
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沈没しそうな船からネズミが1匹逃げ出した.
ほかのネズミさんたちも,そろそろ逃げる準備をした方が良いかも.
投稿: Ladybird | 2011/05/01 06:42