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2011/03/08

メア発言 その後

 メア発言は、沖縄だけではなく国民の大きな怒りを呼び覚ましている。ところが、その対応にさえ、政府は揺れる。昨日の段階では、

 枝野幸男官房長官は7日午後の記者会見で、米国務省のメア日本部長が沖縄はゆすりの名人などと発言したことについて「日米は前自民党政権時代以来の長年の積み重ねのある関係だ。(事実関係を照会するのは)ある意味では問題ではないか」と述べ、発言について米側に照会するのは日米の「信頼関係」から不適切との認識を示した。…(琉球新報)

 ところが、沖縄の議会で、抗議決議が相次いだ。

 沖縄県議会は8日、「沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人」などと発言した米国務省のメア日本部長に、発言の撤回と謝罪を求め抗議することを全会一致で決議した。高嶺善伸議長ら県議会代表は週内にも東京の在日米大使館を訪問し、決議文を提出する方針。
 那覇、浦添両市議会も同日、メア氏に発言撤回と謝罪、日本部長の辞任を求める、ほぼ同内容の抗議文を全会一致で決議した。…(共同通信)

 それで、枝野さんは、あわててルーツ大使に抗議の電話をしたという。
 なぜ、このように後手後手の対応になっているのか。

 すこし冷静に、メア氏の発言について考えて見る。「沖縄はゆすりの名人」という構図は、どこかで聞いたことがある。そう守屋元防衛事務次官の『「普天間交渉」秘録』だ。沖縄はごねでカネを引き出していると。同じトーンが、守屋の子分だった、元沖縄防衛施設局長のメモとして、沖縄タイムスの『アメとムチの構図』で紹介されている。
 つまり、メア氏の認識は、メア氏だけのものではなく、日本政府のなかにもそういう認識をもつ人が根強く存在しているということなのだと思う。

 たしかに、これまでには沖縄の基地利権にたかる勢力が存在していたことはあったとは思う。そもそも、米軍の占領支配は沖縄の経済困難の要因になり、返還後はに利権の構造をつくりだす要因をつくりだした。そして、95年の問題以降、政府がいっかんしてとってきたのは、カネと利権による懐柔だっただろう。だけど、この間の沖縄の世論は、そういうカネや利権による買収を乗り越えたところにいちばんおおきな特徴があるのだと思う。

 そのことをメア氏はまったく認識していない。アメリカのゆがんだ占領意識の延長線上に彼の意識はある。その深刻さを今回の問題は明らかにしている。
 そして、同時に深刻なのは、そういう後戻りできない沖縄県民の思い、主張を、政府がまったく認識せずに、正面からではなく、後手後手の対応に終始していることにあるようにも思えてきたが、どうだろうか。

 ちなみに、メア氏の講義録が、アップされてる。

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