福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」
間接的には数日前に聞いていた話なのだけど、予想されていた、最悪の事件がおこってしまった。
福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」(朝日新聞)福島県須賀川市で24日朝、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつり、自ら命を絶った。福島第一原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日だった。震災の被害に落胆しながらも、育てたキャベツの出荷に意欲をみせていたという男性。遺族は「原発に殺された」と悔しさを募らせる。
自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。ただ、畑の約7500株のキャベツは無事で、試食も済ませ、収穫直前だった。遺族によると、男性は21日にホウレンソウなどの出荷停止措置がとられた後も「様子をみてキャベツは少しずつでも出荷しないと」と話し、納屋の修理などに取り組んでいた。
23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、男性はむせるようなしぐさを繰り返した。「福島の野菜はもうだめだ」。男性の次男(35)は、男性のそんなつぶやきを覚えている。「今まで精魂込めて積み上げてきたものを失ったような気持ちになったのだろう」…
この農家は、有機栽培にこだわり、安全な農業を探求していたというのに。政治が、やるべきことも問いかけていると思う。もっと政治が役割を発揮しないといけない。
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