« 日本学術会議緊急集会「今、われわれにできることは何か?」に関する緊急報告 | トップページ | 議員定数を削減していいの? ゼロからわかる選挙のしくみ »

2011/03/23

本多勝一の戦争論――「侵略」をとらえる目

1594b2_2  元朝日新聞の名記者として『中国の旅』など多数の著作をもつ筆者の最新の著作。若手記者のころベトナム戦争取材を体験した筆者は、日本の侵略戦争へと取材をすすめる。Ⅰ部では、南京事件など日本の加害への歴史認識を自らかかわった「百人斬り」裁判などにもふれながら問いかける。
 広範のⅡ部は、さらに現在のイラク戦争に及ぶ。この戦争を抽象的な戦争として批判するのではなく、侵略と被侵略という視点で批判するなど学ばされる。それはⅠ部に通じる視点である。そして、筆者の視線は、現在のジャーナリズムのあり方に向かっていく。なぜ新聞は「権力の監視役」を果たせなくなっているのか。「政党機関紙といえ『赤旗』」を読まないと真実を知れないというのも筆者の結論の一つである。それはボクも同感である。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

« 日本学術会議緊急集会「今、われわれにできることは何か?」に関する緊急報告 | トップページ | 議員定数を削減していいの? ゼロからわかる選挙のしくみ »

平和」カテゴリの記事

読書」カテゴリの記事

政治」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本多勝一の戦争論――「侵略」をとらえる目:

« 日本学術会議緊急集会「今、われわれにできることは何か?」に関する緊急報告 | トップページ | 議員定数を削減していいの? ゼロからわかる選挙のしくみ »

無料ブログはココログ
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30