「差別なくそう」 奄美・朝日小5年生がハンセン病題材に劇
地方紙を読んでいると、こういうことも大事やなあという記事に出くわす。そんなときは、少し、ホッとするなあ。
「差別なくそう」 奄美・朝日小5年生がハンセン病題材に劇(南日本新聞)奄美市名瀬の朝日小学校の5年生児童が学習発表会で、ハンセン病を題材にした創作劇を演じた。校区内にある国立療養所「奄美和光園」を訪れた児童らの経験をもとにした劇で、「今の社会に残るさまざまな差別やいじめをなくそう」と呼び掛けた。
5年生約100人は昨年7月、総合学習の時間を利用して和光園を訪問。園内の施設を見学したほか、酒本喜與志園長からハンセン病や隔離政策の歴史を学んだ。児童が学習発表会で劇として発表したいと提案し、永田大輔教諭らがシナリオを作った。
学習発表会は10日あり、児童らは和光園を訪問したときの様子や、患者が家族から引き離される場面などを再現。「今も身近に人種や性別などによる偏見や差別がある。相手を思いやるやさしい気持ちを持とう」と訴えた。…
友だちに、元ハンセン病患者の聞き取り調査などをすすめている人がいる。その人の話を数カ月前に聞いたときも、ほんとうに、この問題は、しっかり向き合わなければいけない問題だと痛感させられる(そういう聞き取りの調査が、ちゃんとした形として、社会に発信されることも願っている)。何よりも、基本法がつくられたにもかかわらず、いまなお、差別は解決せず、むしろ放置されているのだから。
だからこそ、ちょっと、すごいなあ、大事だなあなどと思った記事だった。
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