TPPは日米同盟強化 日米シンクタンク 昨秋に共同提言
今日は、午前中は会議です!
TPPは日米同盟強化 日米シンクタンク 昨秋に共同提言(しんぶん赤旗)日米同盟の基盤強化のために日本は環太平洋連携協定(ТPP)に加わるべきである――日米両国の政府関係者がかかわる政策シンクタンクが昨秋、共同発表した日米同盟強化の提言で求めていることが3日わかりました。
共同提言「日米同盟と『自由で開かれた国際秩序』」は、アメリカの新米国安全保障センター(CNAS)と日本の東京財団の「日米同盟の在り方に関する共同研究プロジェクト」チームが昨年10月27日にまとめたもの。
「日米同盟が日本、米国、そして国際社会にとって、今後ともかけがえのない資産であり続けるよう」との立場から日米両首脳へ提言しています。
共同提言は、軍事面の日米同盟の強化を強調しつつ、経済面での協調も重視。「強い同盟関係には健全な財政基盤が不可欠である。そのために日米両国は、アジア太平洋地域における自由貿易の促進を含め、『グリーン同盟』と両立する経済成長戦略を強力に推進しなければならない」とのべています。グリーン同盟とはオバマ米政権がすすめる“環境重視”の経済エネルギー戦略とされます。
提言は、さらにTPPについて次のように触れています。
「(中略)日米両国は、自由貿易協定(FTA)を促進し、アジア太平洋地域における経済連携協定(EPA)のさらなる進展に、先導的な役割を果たすべきである。具体的には日本も、米国がすでに参加を表明している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に加わり、APECで合意がなされているアジア太平洋自由貿易圏(FТAAP)構想の実現へ向けて積極的な役割を果たすべきである」……
平成の開国だ、乗り遅れるなっていっているけれど、TPPに参加を表明している国は、アジアの一部だし、その国と日本は、FTAやEPAを結んでいる。つまり、TPPは、アメリカとのFTA以外なにものでもないという批判は、説得力がある。その裏づけのような議論がこれだ。
実物の報告書はこれ。
なるほど、自由貿易だ。農業はもちろん、金融や投資、雇用などもどんどん広がっていくわけだあ。さらに、そこから、アメリカのアジアへの狙いも見えてこようと言うもの。アジアの経済的な関係を豊かにしていくうえでも、このTPPはよく考えないといけないということも示していると思うなあ。
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