図説 教育の論点
今日は休みつつ、自宅作業。主には資料などを読んだり、調べたりだけどね。途中、落語を聞いて、大笑いしたり、比較的落ち着いた日だったけど。そうこうしていたら、相方が車を買ったって連絡してきた。えー!まあ反対などさせてもらえないのだけどね。愛車のミニバンがすでに長男のアパートに。今度は、小さめのコンパクトカー。まあ、いっか。お金はつらいけどねえ。
さて、ちょびちょびと読み進めてきて、やっと読了したのがこの本。教育問題っていうのは、だれもが経験することだがら、だれもが関心をもち、議論するとさまざまな議論が出てくる。社会のさまざまな問題と、わかちがたくむすびついているだけに、ほんとうにいろいろあつい議論がかわされることになる。
この本は、そういう教育問題をさまざまな角度から扱う。学校、子どもの問題、若者の問題、家庭の問題、教育をとりまく社会の変化・変容、教育政策や教育改革の問題。51のテーマが扱われているが、なるほど直面し、関心がもたれ、向きあわなければならない問題はほんとうに広範囲だ。ポイントになるような図表や図解が豊富で、参考文献も載せられていて、入門案内になる。若い研究者の手で、最新の議論にもふれられていて、刺激的な問題提起も少なくはない。
同時に、これらの問題は、相互に絡み合っている。教育というのは個々の問題を考えると同時に、複雑に絡み合った問題全体を考えることもまた大事だと思う。もちろん、すべての問題が扱われてるわけでは決してないけど、俯瞰して見るうえでもとても役に立つのではないか。
まずは、問題の共有から出発することが大事だ。それが教育の問題を解決していく上で、いちばん大事な出発点だ。そのことを考えさせてくれる本だと思った。
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